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第7話

Author: 陽夏
要はこてんぱんに罵倒されていた。

渚がこんな切り札を残していたとは、夢にも思わなかった。あまりにも非情なやり方だった。

一晩にして、要は自慢だったすべてを失った。

だが、そんな「すべて」も、元を辿れば渚の犠牲と尽力の上に築かれたものだった。

専業主婦だと思っていた渚こそ、実は彼を真に成功させた人だった。

しかし今となっては、もうすべてが手遅れだった。

要は魂が抜けたように家に戻った。

ドアを開ける前に、母と江里子のふざけ合う声が聞こえてきた。

「江里子ちゃん、安心して。あの疫病神がいなくなったんだから、もう誰もあなたと争わないわ。

颯太君もこれから桐生家の子供よ。その後もう一人産めば、もっと良くなるわ!」

江里子は恥ずかしそうに笑い、玄関に立つ要を見上げた。

何が起きたのか知らない彼女は、歩み寄り、熱のこもった目で言った。

「要さん、今おば様と話してたの。颯太の学校のことなんだけど、会長との話、どうなった?

それから、私の役職、まずは営業部に入りたいの——」

バシッ!

要は江里子の顔を平手で打った。

部屋の中は一瞬にして大混乱となった。

母の責める声、
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