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第81話

Author: 霜晨月
last update publish date: 2026-02-07 23:49:29

斉王は気にする様子もなく、軽く手を振った。

「余もふと思いついただけだ。聞き流してくれて構わん。

だが、おぬしの言う通り、静山は昔から清河寨の連中をひどく見下している。あやつを彼らと協力させるとなれば、さぞ骨が折れるだろうな。

それでも、余の提案は一考に値する。多勢に無勢、人数は力だ。そうだろう?」

周歓はしばらく沈黙を守っていたが、やがて唇を尖らせた。

「……沈驚月の件は後回しです。協力するにしても、まずは俺の腹の虫を収めてからにさせてください」

「おぬしというやつは……」

斉王は苦笑しながら小さく溜息をついたが、ふと思い出したように懐へ手を入れ、一通の手紙を取り出した。

「大事なことを忘れるところだった。おぬし宛ての手紙が届いているぞ」

「手紙?」

周歓は呆気に取られながら、それを斉王から受け取った。

見ると、清廉で美しい筆致で『周歓殿へ』と記されている。

(皇上からの手紙か?)

周歓は胸を高鳴らせ、慌てて封を切り、細部に至るまで食い入るように読み耽った。

手紙の内容は、宮中のたわいもない日常が数百字ほど綴られているに過ぎなかった。しかしそこには、周歓が去った後、深い宮殿で独り過
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  • この男、毒花の如く   第74話

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    last updateLast Updated : 2026-03-28
  • この男、毒花の如く   第75話

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  • この男、毒花の如く   第69話

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  • この男、毒花の如く   第73話

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