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第15話

Auteur: 未月 天音
二十三歳の一樹は、二十八歳の自分を殺したいと思うだろうか?

俺は、西京市中の笑い者になった。

花嫁が盛大な結婚式の最中に逃げたという。

彼女のために殴り合いをした二人の男。けれどそのどちらも、ろくでもないクズだったと。

俺のようなろくでなしは彼女に近づくべきではなかったと言われた。

俺はそれを無視してきて、ただ彼女に会いたかった。

俺は西京市中を探し回ったが、彼女の姿は見つからなかった。

以前、俺が失踪したとき――彼女が俺を探し回っていた、あの時の絶望。胸が裂けるようなあの想いを、今、初めて知った。

彼女は、まるで自分という存在をこの世から消したかのように、完璧に、消息を絶っていた。

誰に聞いても、誰ひとりとして行き先を知らなかった。

調査を頼んだ相手も、こう答えるだけだった。「一樹さん、どうか……これ以上、私を困らせないでください」

そうだ。彼女は、あの言葉を聞いたときから、もう準備していたのだ。すべてを終わらせるために。

俺に、見つかるはずがなかった。

すべて、俺のせいだ。

本当のさよならっていうのは、怒鳴り合いでも、泣き叫びでもない。ただ静かに、音も立
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