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第389話

Penulis: ラクオン
篤子は目を細め、目尻の皺に計算高い笑みを浮かべた。

「本当に準備は万全なんだろうね?」

「私のことを信用なさすぎですよ」

桃子は自信満々だ。

治療効果を偽って宣伝したとなれば、どんな研究者であれ企業であれ、破滅的な打撃を受ける。

梨花の前途が絶たれるのは確実だ。

あとは黒川グループがどの程度のダメージを受けるかだ。

桃子は篤子の湯呑みにお茶を注ぎ足し、猫なで声で言った。

「もし失敗したら、どんな罰でも受けます。文句は言いません。

ですが、もし成功したら、一つだけお願いを聞いていただきたいんです」

彼女はこの機に乗じて要求を切り出した。

篤子は機嫌が良さそうで、彼女を横目で見た。

「なんだい?」

「私……」

桃子は口元に笑みを浮かべた。

「一真と結婚したいんです」

自分一人の力では、どうにもならない。

だが、篤子が黒川グループの実権を取り戻した後、彼女のために口添えしてくれれば、鈴木家も損得を計算するだろう。

それに彼女のお腹には子供がいる……

そうなれば、可能性はゼロではない。

篤子の顔に一瞬嫌悪の色が走ったが、拒絶はしなかった。

「いいだろう
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