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第388話

مؤلف: ラクオン
梨花は無意識に一真を見たが、彼は先んじて断りを入れた。

「いや、遠慮しておくよ。もう行くから」

「わかったわ」

梨花は頷いた。

家に入ろうとしたその時、一真は言わずにいられなかった。

「妊娠してるんだから、あまり無理すんなよ。食事に関しては、これからは木村に作らせて届けさせるから」

世話は焼くが、邪魔にはならない距離感だ。

実のところ、一真はその気になれば、いつだって細やかな気配りができる人なのだ。

ただ、今の彼女には、その優しさを素直に受け取る資格がない気がした。

梨花が断り文句を探していると、一真はそれを察して薄く笑った。

「昔はよく僕のことをお兄ちゃんって呼んでただろ。妹が助けを必要としてるんだ、兄として手を貸すくらい当然さ」

梨花は唇を引き結んだ。

「じゃあ……ありがとう」

「礼なんていい。これは罪滅ぼしみたいなものだから。さあ、早く入りな。立ちっぱなしは良くない」

そう言うと、彼はきびすを返してエレベーターホールへと向かった。

顔に浮かべていた笑みは一瞬で消え失せ、そこには深い喪失感だけが残った。

彼女の前で醜態を晒すまいと気を張っていたが、ふ
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てて
桃子って面白いね。梨花の邪魔をしたすぎて逆に気づかないうちに味方してるよね。篤子が今梨花に手を出さないでいられるのも桃子が誤解して梨花が上手くいってないって思ってるから。自滅の道を歩んでる上に篤子の足もしっかり引っ張るという笑
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