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39食目・ごはん屋さんの職場紹介

Author: 柊雪鐘
last update Last Updated: 2025-12-28 08:00:41

「さ、ここから厨房よ。入る時は手洗いを、最初に入ったら元気よく「おはようございます」と挨拶してね」

「わかりました」

 いよいよ第二厨房の扉が開け放たれて、先に入るマグサァさんの背についていく。

「おはようございます」

「おっ、おはようございますっ!」

 扉の先は奥の壁が遠く感じるくらい広く、広々としたテーブルを中心に調理台や器具、食器が所狭しと並べられている。

 オープン準備中なのだろう、何人もの料理人が下ごしらえや調理をしていた。

「ルシェット」

 マグサァさんに声をかけられるまで、その光景につい魅入ってしまった。

 まだオープンしてないのに一生懸命に作業している皆を見ていると、もうお店は始まってるんだと思ってしまう。

 声をかけられてやっとその姿から視線を外すことができて、壁に沿って店内のフロアの方へと移ることができた。

「後で色んなところをじっくりと見ていいからね」

「ありがとうございます」

 そん
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     服の重さを問われてじっと、アネットさんの職人の瞳が光る。 向けられた視線に心臓がどきりと跳ねた。 糸に魔法が込められてるの? 知らないこともあるし、重さに関しては……「――えっと、服の重さは慣れました!その、糸に魔法って……?」「私達、ただ服を作るわけじゃないの。縫う時、糸に魔法を込めることによって、効果を与えることができるのよ。水であれば水を弾く素材になったり、浮くことができたり。私の土なら頑丈になったり。だから、私が作る服は重くなりがちで……」「でもデザイン性は可愛いのいっぱいだから、女性の冒険者に人気なんだよ!」 だんだん重たくなっていくアネットさんの言葉に、すかさずネリーさんが補足を入れる。 確かにアネットさんの服はとても可愛い。 デザインは私の好みだと思う。「それにね、ルシーちゃんならお姉ちゃんの服を素敵に着こなせると思うの!だって、ヘビースマイルがあるでしょ?」 ネリーさんの言葉に『ん、どういうこと?』と思ったけど、ネリーさんは早速「お姉ちゃんの服、早速ルシーちゃんに着せてあげない?見たら分かるから!」とアネットさんに声をかける。 アネットさんは「ええ?でも……」と遠慮がちながら、ネリーさんに負けて服を準備していた。 そして出てきたのは、これまた可愛い町娘スタイルのワンピース。 パフスリーブの袖口はフリルになって、襟はシュッと大人しめなスタイル。 それなのに胸についたリボンと中心の宝石がきらりと眩しい。 私の服は黒と深緑だけど、今回は白と黄色でかなり明い色味をしている。「わあ、可愛い!着てみたいです!」「試作品なんだけど、いいの……?」「寧ろその為に来てるからね。試着室はこっだよ!」 アネットさんから服を受け取った。 ずし、とは言わないまでもそれは少し重くて、自然と頬が吊り上がる。「……ルシーちゃん、もしかして……ちょっと重たい?」「あ、やっぱり出てます……?」「も、持っただけでそんな……気に入ったの?」「とっ、とりあえず着替えてきます……!」 どうやら今、私笑顔みたい。 アネットさんが驚いた顔をしている。 私の笑顔が流石にスキルのせい、と言われると罪悪感が大きいから、私は被服室の外へと走った。 「あ!ルシーちゃん待ってーっ」 部屋を出て、後ろからネリーさんが「ごめんね」と声をかけてきた。

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  • ようこそ万来堂へ!〜先輩から教わった接客技術で看板娘、がんばります!〜   87食目・まずは魔物について。

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