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9.翌朝のバトル

Author: 桜立風
last update publish date: 2026-06-14 12:29:59

「宿泊費は、朝食でいいから」

迷う様子を見せる紅に、神楽は腕を組みながら言う。

「私が、朝食を作るんですか?」

機嫌よくうなずきながら口元を緩めた神楽。

いつも思うが、笑うとホクロが際立って、妙に柔らかい表情になる。

「その方がいいだろ?お互いwin-winで。遠慮しなくていいぞ?」

「……朝食のリクエストなんて、しないですよね?」

「え……」

あぁ、この顔は和食を希望しているとわかる。たった1年でも、一緒に暮らした人の思考はわかるようになるらしい。

「リクエストなしでお願いします」

「……わかった」

意外と素直で、正面から顔を覗き込んでしまう。

「面接は明日の午後に設定するから、今夜はもう寝なさい」

「はい」

散らかったテーブルはどうするのか様子を伺ってみれば、案の定そのままにして立ち上がる神楽。

仕方なく片付ける……なんてことはせず、紅もかつての自分の部屋に向かった。

翌朝……

部屋から出てきた紅に、神楽がムッとした不機嫌な顔で近寄ってきた。ダイニングテーブルを指さす表情は険しい……

「おい、頼んだ朝食ってのはあれか?」

「そう、ですけど」
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Comments (1)
goodnovel comment avatar
yuu
紅ちゃん面白い! でも神楽さんも負けてないね…さすがだわ。
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  • クズなハイスペ夫を改心させたのはもっとクズな私です   18.神楽の話

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  • クズなハイスペ夫を改心させたのはもっとクズな私です   3.紅の目的

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