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第494話

Author: 木憐青
追加費用ではあるが、十分に価値があるのだ。

延浩がすでに嗅ぎつけている以上、ここで鈴木先生をもう一押し助けておかなければ、自分のほうが尻尾を掴まれかねない。

病院のVIP病室で、芽衣は再び、こそこそと行動を始めた。

病室の外に誰もいないことを確認すると、医療箱から一本のアドレナリン注射を取り出し、ためらいなく自分の腕に打ち込んだ。

薬は即座に作用し、心拍数は急激に上昇した。

顔は紅潮し、呼吸も荒くなっていく。

苦しげに呻き声を漏らしながら、芽衣はベッド脇のナースコールを押した。

看護師が慌てて駆け込んできた。

「どうされました?どこが苦しいですか?」

芽衣は看護師の手を強く掴み、蒼白な顔で必死に訴えた。

「はぁ......はぁ......心臓が、すごく速くて......息ができない......助けて......」

看護師が急いで心拍を測定すると、モニターの数値は一気に危険域へ跳ね上がった。

「大変!頻脈です、危険です!すぐ医師を呼んで!」

病室は一瞬にして騒然となった。

一方、遥太のほうでも新たな進展があった。

「深雪、陽翔の資金ルートを掴んだ!」

興奮
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