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第219話

Penulis: レイシ大好き
紗雪は眉を少し上げ、手を差し出した。

二人の手が触れ合った瞬間、それだけで再び協力関係が始まることを意味した。

紗雪はその精緻な顔に微笑を浮かべた。

「ご安心ください。後ほど新しい契約書を貴社に送りますので、今後も友好関係を続けていきましょう」

「はい。ありがとうございます、二川さん」

進次郎は何度も保証した。

「今回の関係は、前よりももっと強固なものになるでしょう」

彼は心の中で密かに呟いた。

それは当然だ、あの二川グループだって、椎名を後ろ盾にしているのだから。

彼も馬鹿ではない、鳴り城で誰の言うことを聞くべきかは分かっている。

その言葉を聞いて、紗雪はどこか違和感を覚えたが、特に深く考えることはなかった。

最初の誤解が解けたことで、相手が自分を信頼してくれたからかな、と。

それ以外に考えられる理由はなかった。

あの手紙の件については、後で必ずその人物を突き止めなければならない。

どうやら、彼女の予想は間違っていなかった。

確かに誰かが裏で彼女を狙っていた。

「では、早川社長、私は先に失礼します。契約書が準備でき次第、お送りいたします」

進次郎は笑顔で言った。

「信頼していますから、急ぐことはありませんよ」

「そういえば、そちらの材料は問題なく使用できます。午後には供給を再開します」

紗雪は少し驚いた。

こんなに早く?

「分かりました。ありがとうございます」

彼女が立ち去るとき、心の中には少しだけぼんやりした感覚が残った。

この問題、もう解決したのか?

何日も悩んでいたのに、解決した瞬間、まだ少し実感が湧かない。

しばらくぼんやりしていた。

進次郎は紗雪が去った後、ようやく胸を撫で下ろした。

よかった、やっと終わった。

彼は紗雪の前で何か失敗をして、椎名のことがバレるのではないかと心配していた。

その後、匠から電話がかかってきた。

「どうだった?おく......いや、二川さんに疑われるようなこと、言っていないでしょうね?」

匠は「奥様」と言いかけたが、何かを思い出したのか、すぐに言い直した。

彼は隣に座っている京弥に視線を向け、彼と目が合った瞬間、足がすくみそうになった。

社長は相変わらず恐ろしい。

ただ、さっきの一瞬の目線で、足がガクガクするほど怖かった。

でも、幸いにも進次郎は何も聞き逃
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