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第1191話

Penulis: 落流蛍
「今夜、ここを通り抜けることは不可能よ」

「ふん」

誰かが軽蔑するような声を上げた。

「結局のところ、ただの犬だ。お前という主人を撃ち殺せば、こいつらが動けるかどうか、見てみようじゃないか」

「その通り、リモコンは確かに私の手の中にある。でも、それを奪えるかどうかは別の話よ」

女は自分の弱点を知られても少しも気にせず、むしろ傲慢に手にしたリモコンを掲げて振ってみせた。

パン。

暗影者の一人が隙を突いて、そのリモコンに向けて一発撃った。

しかし次の瞬間、一匹の犬が弾丸をくわえた。

この光景を見て、暗影者たちは呆然とした。

小早川でさえ、驚いた表情を浮かべていた。

「どうやら、M国が之也の支配下になってから、君たちの研究も大量の資源を得たようだな」

そう言ったのは時也だった。

女はようやく視線を時也に向けた。

「まあ、この方がM国で名高いSYの社長、賀茂時也様じゃない。あら、私ったら。これからのM国には賀茂時也はいなくなるの。いるのは、私たちの之也様だけ」

「お前」

小早川は衝動的に銃を構えようとしたが、時也に制止された。

時也は女を見つめ、小早川に言った
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