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第605話

Author: 落流蛍
部屋の中が十数秒静まり返った後、小早川はようやく声を取り戻した。

「では......あの、ボス、今から人を使ってスウェイさんを探し出しましょうか?」

もしここがM国なら、こんなことは何の苦労もないだろう。でも、ここは耶馬台......

しかしボスの幸せのためなら!

時也は淡々とした口調で言った。

「間に合いそうか?」

小早川は気まずそうに頭を掻いた。

時也が立ち上がると、小早川は慌てて後を追った。

「ボス、スウェイさんの件はもういいんですか?」

時也は煙草を揉み消した。

「お前はどう思う?」

小早川は困ったように頭を掻いた。

「......」

正直、どうとも言えない。

「ではやはり調査は続けますか?」

時也は振り返って小早川を一瞥した。

小早川は不安そうにその目を見つめ返した。

時也は煙を一口吐き、数歩歩いてから、振り返って特に念を押した。

「この件について、お前はもう関わらなくていい」

小早川は一瞬で笑顔になり、時也の後を追いながらお世辞を言った。

「さすがボス、もう策があるんですね?教えていただけませんか?」

時也は振り返って彼を見た。

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