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第787話

Auteur: 落流蛍
そのとき、突然スマホが鳴った。画面に表示されたのはーー商治からの着信。

水子は一瞬呆然となり、自分の目を疑った。

えっ......なんで商治から......?自分が今まさに彼に電話しようとしてたのに......

そのあまりのタイミングに、混乱している間に通話は切れてしまった。

水子の胸の中は、たちまち空虚な不安でいっぱいになった。

掛け直すべきか迷っていると、再び着信が鳴った。

またもや商治から。

今度は水子の顔に安堵の色が浮かんだ。

今度こそ、迷わず電話を取った。

だが――すぐに後悔した。

「......水子」

電話口の商治も、まさか水子が出るとは思っていなかったようで、接続された画面を見て、呆然としていた。

「うん」

水子は小さく答えた。

「何か用?」

「その......」

商治はひと呼吸おいて言った。

「この前、クリニックの前で......あんな風に怒鳴ったのは、わざとじゃなかったんだ。ずっと謝りたかった」

水子は一瞬で背筋を伸ばした。

「時也が華恋を騙したのは確かに悪い。俺もそれに加担して、君たちを騙した。それも本当に申し訳なかった。あの日
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