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5.これが夫婦?

مؤلف: 桜立風
last update تاريخ النشر: 2026-07-09 14:34:23

最奥で、その温度まで感じるような吐精を繰り返す大雅。

「……んっ、今締めるなよ……」

避妊を、してくれなかった。

それが彼の本当の人間性だとしたら……花は少し悲しくなった。

大雅はその後、花のナカから抜くことなく再び抽送を繰り返す。

キスをして胸を揉みしだきながら……花の体を忙しく撫で回しながら……

そんな大雅に自然に高められ、花に初めての快感を教える大雅。

激しく、色濃く……濃密な夜は更けていき、やがて花は意識を手放した。

目覚めると、暗かったはずの部屋に日が差し込んで明るくなっていることに気づく。

広いベッドに1人で横になっていて、羽布団の下は全裸のままだ。

……らしくないことをしてしまった。

「やっぱり、イケメンの魔力ってすごい……」

てっきりリビングにいると思った大雅の姿はどこにもなかった。

体にシーツを巻いて、恐る恐る歩いてきた緊張を解き、花は昨日まとめておいた服に袖を通す。

「……夢を、見ていたのかしら」

スターに遊ばれた。からかわれた?

そんな思いを消したのは、ベッドサイドに残されたメモを見た時。

『仕事があるので先に出る。モーニングでもブランチでも、コールすれば持って
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  • スターの冷たいプロポーズ〜今さら愛してると言われても……   78.LAST STORY 

    「帰って……来ちゃったんですか」「なんだよ、その負けて帰ってきたみたいな言い方はっ!」「きゃーっ!……タンマですっ」大雅は花の首に腕を回し、締め上げるフリをする。とっさに逃げて、足を踏ん張った花と取っ組み合いのような格好になった大雅はたまらず吹き出した。「……なんで2年ぶりに会ってこんな色気のないふれあいをしなきゃならないんだ?」「それは……大雅さんのせいです」「ほぅ……2年前突然姿を消しといて、俺のせいってか?」花を優しく抱き寄せ、腕のなかに閉じ込める大雅。「はぁ……生大雅さん、めちゃくちゃいい匂いです」胸に顔をうずめ、深呼吸を繰り返す花の襟元に、大雅も負けずに顔をうずめた。「花の匂いだ。甘酸っぱい……」「えぇっ?!すっぱい匂いってダメじゃないですか?!」「大丈夫。俺にはたまらなくいい匂いだから」逃げようとする花を捕まえ、大雅は胸元に顔をうずめる。……そして、そのまま動かなくなった。「なんにも約束しないで離れていくから……俺がどんなに、」大雅の声が涙声に変わった気がして、ふと力が抜けた。そのままセットのソファに座ってしまい、大雅はそれでも花の胸元から顔を上げず、座った彼女の前で膝立ちになった。「ごめんなさい……あぁでもしないと、離れられなくて」「死ぬほどつらかった……頑張れないと思った」「私だって……」顔を上げた大雅の表情は、この2年メディアを通じて見てきたものとまったく違っていた。フラッシュを浴びる彼は完璧にカッコいい姿で、隙のない笑顔。でも今、自分の前にいるのは……花だけが知る鈴里大雅。それが、どうしょうもなく愛おしい……「愛してます。ずっと……もし会えなかったら、ポスターと結婚しようと思ってました」「危なかったな?俺向こうでも相当モテたから。金髪美女の誘いに何度乗りそうになったか……」「もし、外人妻と青い目の赤ちゃん連れて帰国したら……私はそれでも、嬉しかったかもしれません」大雅はやや不満そうな表情になった。「なんだよそれ。……言っとくけど冗談だぞ?色目は使われたが、興味もないしそんな暇もなかったから」「……わかってます。もぅ、言い訳しなくてもいいのに」余裕がある花に、大雅は少々複雑な表情になった。そんな彼の思いに気づかない花は、素直な気持ちを口にする。「どんな未来でも、大雅さんが納得して選んだことな

  • スターの冷たいプロポーズ〜今さら愛してると言われても……   77.花束

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  • スターの冷たいプロポーズ〜今さら愛してると言われても……   76.冷静と情熱の狭間で……side.大雅

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  • スターの冷たいプロポーズ〜今さら愛してると言われても……   74.俺だけの花

    「婚姻届が……?」大雅が目まぐるしく考えているのがわかる。……権堂だ。彼は花がここにやってきたばかりの頃、よく世話を焼いてくれた。出会ったホテルで、確かに婚姻届を記入した。それを預かった権堂は、提出したと嘘をつき、どこかで処分したのかもしれない。花と出会ったばかりの頃、大雅は今と同じ気持ちではなかった。だから権堂の嘘の報告を信じ、ろくに確認しないまま時が過ぎ、今になって自分たちは他人だったと知ったことになる。……同じ考えが大雅の頭にもよぎったらしい。「だったら、提出し直せばいいんじゃないか?」けれどその声は明るくない。花がただ婚姻届の話をしたいわけではないと、もう気づいているようだった。「もう一度、はじめから……」決めていたセリフなのに、花はうまく声が出せない。「はじめから……やり直しましょう」三井に別れてくれと言われた時は、悲しみと怒りが混ざったような複雑な気持ちだったのに、1人になって冷静に考えてみると……それは最善の答えだと思ってしまった。「……どういう意味?」「は……春くんの心配もなくなって、それで……わ、たしも、楽になりたくなったんです」唇を噛んで涙をこらえる花。悲しげな表情で花を見下ろす大雅を見ないよう、咳払いをしてから続ける。……ここで泣いたら、台無しだ。「そ、それに……お父さんのことは、もう会わないって思ってたけど……でも、お父さんには私しかいないし。これから何かあったら、放っておくこともできないと思うんです」だから、と言ったまま、次の言葉が出ない花。じっとそんな彼女を見下ろし、大雅も何も言わない。静まり返る部屋は、春希がいなくなった現実を知らせ、花の中に唐突に、初めて会った日の春希を思い出させた。「婚姻届が出されてなかったのは、踏みとどまるチャンスなのかもしれません」ここまで涙を流さなかった自分をほんの少し誇らしく思いながら、花は何も言わない大雅に話し続けた。「大雅さんは、可能性に満ち溢れた人なんです。この国を象徴するような俳優さんになれる人です。……歌も素敵です。……何をしてても、素敵です。だから、私1人で独占しちゃ、いけない」「花の考えは、わかったよ」その声に、焦りや怒り、悲しみといった感情は何もなかった。見つめる瞳と目が合って、ついそらしてしまう自分とは違って、大雅は冷静な目を花に向け続ける。……反

  • スターの冷たいプロポーズ〜今さら愛してると言われても……   73.ばいばい。

    「春くん、今日は何して遊ぼっか」「……んとね、」少しでも早く環境に慣れ、負担にならないようにと、春希は大雅の家と春奈・圭一夫妻の家の両方で暮らすようになっていた。養子縁組の手続きをすすめながら環境を変えていくにはそれが最善だと、4人で話し合った結果だったが、ここで春希が意外なことを言った。「……ワンワン、」「ん?……ワンちゃんのこと?」「そう」よくよく聞いてみると、春奈と行く公園で、いつも会う犬がいるらしい。「そっか、ワンちゃんに会いたいんだね」コクンとうなずく春希の頭を撫で、花は春奈に連絡をした。話を聞いて飛んできた彼女の表情は、ちゃんとお母さんのそれだった。その夜帰宅した大雅は、花の話に目を伏せた。「そうか、それで春希は春奈たちの家に……」「はい。連絡もせずに勝手な判断ですみません」「いや、いいんだよ」人気キャラクターのおやつを買ってきたらしい大雅。所在なげにそれをテーブルに置く。「やっぱり、こういう二重生活はかえって春希を混乱させるのかもしれないな」大雅はひとつ大きな決断をしたように、花の目をまっすぐ見た。「ツアーが始まるまでは……と思ってたけど、前倒ししようか」「そうですね。それがいいかもしれません」……答えながら花は思った。大雅のソロツアー『THE FIRST ACT』まで1ヶ月。事務所から大きな発表をされるのも間もなくだろう。できたらその前に、春希のことは心配のない状態にしておくのがベストだと。「おサルさんとミニカーと電車、大事な絵本と、眠れない時のタオル……」大雅との話から1週間。春奈・圭一夫妻とも話し合い、全員の気持ちが固まった。……今日は春希の本格的な引っ越しの日だ。春希用の小さなスーツケースに身の回りのおもちゃを入れてやり、忘れ物はないかベッドルームへとやって来た花。「春くん、ここにいたの?」ポツンとベッドに座り、何かを抱きしめていた。近寄ってみると、それが大雅の枕だとわかる。「たいがーは……?」「うん、もうそろそろお仕事終わったかな……」ふと顔を上げた春希……花の目から見ても大きくなったとしみじみ思った。大雅は……仕事が長引くから見送りには間に合わないと言っていた。けれど花には、なんとなくわかっていた。間に合わないのではなく、間に合わせないつもりなのだろう。そこへ圭一がやって来た。

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