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11. 合流

ผู้เขียน: Mr.Z
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-03-31 18:02:24

「逃げるぞッ!!」

 俺は無理やりユキの手を引いて、5階の階段の方へと走った。こんなの、逃げるしかない!!

「弾、当たったよね!?」

「当たったッ! でもアイツは起きやがったッ!!」

 あの"剣のような何か?"は、なんだったんだろうか。逃げろという電気信号が、全身へと伝い続ける。

 早く⋯⋯早く1階のシンヤと合流しないと! 二人だけじゃたぶん無理だ!!

 戦慄襲う身体は、階段へと無意識に走る。一瞬後ろを見ると⋯⋯なんで追ってこない⋯⋯?

 4階への階段手前へ着いた時、その不穏は形になった。

「きゃぁ!?」

 突然天井が爆発して崩れ、ヤツがそのまま降りてきた。

「ねぇ!! 後ろにも!!」

 背後を見ると、5体ほどのヤツらがいつの間にか潜んでいた。もうどこを見ても逃げ道は無かった。ユキは少し過呼吸気味になっていた。これ以上、激しい無理はさせられそうにない。

 ⋯⋯選択肢は2つ。

 背後のヤツらに"残弾全て"を使ってこじ開けるか、目の前の赤いヤツを死ぬ気でやるのか。

 前者は一番イメージが湧く。一つ不明な事を除けば⋯⋯この銃が"連発できるのかが分からない"。かなりの威力があるように見えたため、連発できない可能性もある。もし、"一発ごとにチャージが必要"であれば、ユキの鎌に賭ける事になる。合間に、他のヤツらの攻撃を避けなきゃいけない。でも成功すれば、あの先の原田研究室に"アレ"があるはずだ。

 後者は、正直上手くいく想像ができない。この銃とあの鎌でどこまでやれるのか⋯⋯もう考えている暇は無い。

「ユキは俺の後ろに続いて走り続けろッ!! 絶対止まるなッ!!」

「⋯⋯わかった!」

「もう少しだけ頼む!」

 残弾数"5"を表すこの銃を、走りながら1体目に放つ。その瞬間、周囲に散らばる七色の蝶の羽根。鋭い細光が、1体を吹き飛ばした。

 それによって出来た、人一人が通れるギリ通れそうな道。ラッキーな事に、飛ばしたヤツが周りを巻き込んでいた。俺はそれを見逃さなかった。滑り込むように割り入り、左2体に向けて銃を放った。

 頼む⋯⋯連続で撃てるようになっててくれ!!

 そう祈りながら撃った結果は⋯⋯願いは通じた。間近で散らばる一気に七色の蝶の羽根。左2体を連続で飛ばした後、即座に体を捻り、右にいた2体も吹き飛ばした。そしてすぐ、差し出されたユキの手を取って立ち、原田研究室へとそのまま一緒
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