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第631話

ผู้เขียน: 魚ちゃん
車窓越しに、明里は裕之の車が静かに停まるのを見守った。後部座席から降り立った裕之が、こちらを一瞬だけ確認するように見やり、すぐさま朱美をエスコートして一緒に車内へと乗り込んでいった。

潤は運転手に出発するよう促し、不安げな明里の手をしっかりと握りしめた。「心配するな。朱美さんも富永さんも、分別をわきまえている大人だ。朱美さんがどうしても別れたいと強く望むなら、外野の俺たちにはどうにもできないことさ」

「……わかったわ」

明里の沈んだ声には、どうしようもない歯がゆさが滲んでいた。

潤が彼女の細い指先にそっと自分の指を絡めた。「今はただ、二人の成り行きに任せるしかない」

明里は車窓に顔を押し当て、裕之の車が走り去り、見えなくなるまでずっと目で追い続けていた。「二人きりで、一体どんな話になるのかな」

「だから、他人の恋愛の心配はするなって」潤が彼女の肩を抱いて引き戻した。

だが、明里が心配する必要は、実のところまったくなかったのだ。

車の中は、重苦しい沈黙に支配されていた。

朱美と裕之は隣同士に座りながらも、互いに一言も口を利かなかった。

運転席には、前方を凝視する運転手
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