Masuk神社が、燃えていました。
夕闇の中で煌々と燃え盛るその様はまるで、暗がりを照らす灯火のようにも見えなくはありませんでした。 そこに広がっている光景が、この世の地獄であることを除けば、ですが。 敷地内の至る所で、神社で働いている巫女さんが血を流して倒れていました。胸や腹に銃弾により大きな穴が穿たれている人、喉を搔き切られている人、左肩口から心臓にかけてナイフによる強烈な一撃を受けた人……原因は異なれど、何れも血の海の中で即死していました。 「…………」 この惨劇を引き起こしたのは、黒一色で統一された隊員服を纏い、私を人質にして氷のような眼差しを母に向ける複数の男女。 皆、見知った顔でした。毎朝参拝に来ては、私に飴玉をくれた男の人。毎日、神社の前をジョギングし、私に気さくに挨拶してくれた人。母の下で巫女の研修をしていた人。 けれども、そのような彼らの振る舞いは全て、私たちを油断させるための演技だったのです。 特務機関【敷島】──それが、彼らの正体でした。とある筋からのバックアップを受け、特殊な訓練を受けた自衛隊員。狂信的な愛国者たち。潜入、背乗り、破壊工作、要人暗殺……目的のためなら手段を問わぬ狂人の集まり。 仕事終わりの直前……彼らは神社内部に潜ませていた仲間の手引きで侵入して社務所の事務室にいた父を殺害。更には異変を察知した他の巫女さんたちも……皆、声を上げる間もなく彼らによって殺されました。 運良く──いえ、運悪く難を逃れて生き残ったのは、買い出しのために外出しており、帰宅した丁度その時に殺戮ショーの現場に居合わせた私と母でした。 「──巫女長さん? 申し訳ないが、私からあまり時間を奪わないで頂きたいものですな。時は金なり……生憎と、我ら特務機関【敷島】に属する者たちは皆、お世辞にも気が長い方ではないので……ね?」 リーダー格と思しきまだ若い男が、片腕で私を拘束し、空いた手に持つ拳銃を私のこめかみに突き付けながら、他の面々によって地面に組み伏せられている母を見下ろしつつそう言いました。毎日決まった時刻に神社へと参拝に来ては、笑顔で私に飴玉をくれた人と同一人物だとは、とても思われません。 「────」 サイレンは聞こえるのに、近くでパトカーのものと思われる、回転する赤の警告灯は見えるのに……消防も警察も、誰一人として駆け付けてきてはくれません。寧ろこの場に、他の民間人を近づけさせまいとしている……そのような意図さえ感じられます。 それもまた、【敷島】の裏工作の所為でしょうか。確証はありませんでしたが、彼らならそれくらいのことは恐らく容易くやってのけるでしょう。【敷島】は、それくらい強大な権力を持っている国家の秘密組織なのですから。 「単刀直入に聞こう。"高天原計画"の資料は何処だ。あの頭の弱そうな宮司に聞いても、"そんなものはない"の一点張りでね……気の短い部下が、ナイフで喉を搔き切って殺してしまった。貴方が愚かな宮司とは異なり、聡明なる女性であることに期待しているよ」 「……私が、その問いに答えるとでも?」 強がってみせる母を挑発するように、男は笑います。 「くくっ……可愛い娘さんの命と天秤に掛けて、お考え頂けると幸いですな。貴方は、自分の死は恐れていない。けれども、愛娘に危害を加えられることに関しては何よりも恐れている。私には全てお見通しですよ、巫女長さん?」 男は実に狡猾でした。親子の愛を利用すれば、母がそれに屈して情報を吐く。それを強く確信していたのです。 一般人に扮し、参拝客として神社を訪れながら、私たち母娘のことをつぶさに観察していたからこそ、若しかするとそう確信するに至ったのかもしれません。何方にせよ、彼が私たちと同じ人間とは、到底思えませんでした。 母は震えていました。娘の私を人質に取られ、自分の返答次第では目の前で惨たらしく銃殺される。そして、恐らくは自分も用済みとして彼らに消される。正直に話そうが、話すまいが。 それでも母は……私を生かそうと必死に、言葉を絞り出しました。種を残そうとする生存本能ゆえか、それとも何人にも止められぬ愛ゆえか。今にも消え入りそうな声で、男に対しありのままを話しました。 「……"高天原計画"に関する資料は……此処にはもう、一つもありません……」 「……続きをどうぞ。一応、最後まで聞いてあげます」 「……主人の依頼で、"日ノ本の裏御三家"の方たちが皆、資料を持っていきました。"高天原計画"の極秘資料……先代の宮司さまから譲り受けた少女の先導の下、香々星之宮へと立ち入ると、大きな正五芒星がぼうっと、紫色の光を放ちながら宙に……ちょうど私の目線と同じくらいの高さに浮かび上がりました。 その中央より、腰から下のない黒い人影のようなものが音もなく姿を現し、此方へとゆっくりと顔を向けてきます。「…………!」「──迂闊に銃を向けては駄目です、和さん……! 此方に敵意があると、相手に認識されかねません……!」 即座に小銃を相手に向けて臨戦態勢に入る和さんを素早く制しつつ、私もまたソレへと顔を向け、胸に手を当てながら丁寧に一礼しました。「────」 人影がそのまま実体を得たかのような姿のその相手は、尚も警戒を解かない和さんには目もくれず、ただじっと私のことを観察してきます。 ソレは全体的に華奢な体躯で、腰まで伸びた長い黒髪、慎ましやかな胸の膨らみ、そしてくっきりとした腰のくびれなどが確認出来ます。下半身は正五芒星に呑まれており、残念ながら目視で確認することは出来ません。 或いは、元から下半身などない可能性も……ですが、眼前に現れたソレは、華奢なその体躯から私と同年代くらいの少女ではないかと思われました。 断定を避けたのには、理由があります。ソレの顔には、鼻らしき微かな突起はあっても鼻の穴は見当たらず、口に至ってはそもそも存在すらしていなかったため、外見的な年齢を推測するのが困難だったためです。 虚ろな切れ長の目……白目の部分が一切存在しない真っ黒な双眸のみが、ソレの顔に明確に存在している唯一のパーツでした。 刹那── 影法師の額と胸の中央に、正五芒星が音もなく浮かび上がります。ソレは天津甕星の分身体──上空にて渦を巻く暗雲の中に潜む影とは別に、私と意思疎通をするために生み出された、云わばもう一つの影とでも言うべき存在でした。 初日の夜──金剛さんと香々星之宮を訪れた際、天津甕星は眷属となった少女たちを通して私という存在を認めたこと、香々星之宮まで導いたことを告げた後、暗雲の中に潜む影を用いて、言葉で直接私に立ち入りを赦す旨を伝えてきました。 ですが、神との安直な意思疎通は障りを齎し、対象の心身を蝕みます。私があの時、側頭部を鈍器で勢い良く殴られたような激しい頭痛に見舞われ、目や鼻から大量に
しかしながら、私たちのやるべきことは変わりません。悲観してばかりいたら、それこそ生きて帰ることなど出来ないでしょう。 私は星を司る神・天津甕星と接触を試みるため、和さんを連れて星降山へ……金剛さんたちは車で鳴神山の旧軍施設へと、日没後それぞれ出発しました。 旧軍施設が残っている鳴神山……神隠しが頻発しているそこで、特務機関【敷島】は何かしているに違いない。それこそが神隠しの正体であり、"高天原計画"の儀式であると私と金剛さんは考えていました。 そのため、金剛さんは私に対し、周防さんや鈴木さんと共に、星降山の調査と鳴神香々星奇譚の読み込みで多忙な私の代わりに、鳴神山の旧軍施設とその周辺を探ってこようと思うが如何、と提案してきたのでした。 甚だ危険な役目ではありますが、どうやら金剛さん的には、私には天津甕星との接触、それから彼の神格の正体を突き止めることに注力して欲しいようで、私は決して無理をしないと約束させた上で、彼の行動を容認する他ありませんでした。 星降山への入口までの道中、和さんは【敷島】の手の者に尾行されていないか、何度も何度も入念に後ろを警戒していました。少しでも足音のような物音が聞こえると、手にした小銃を躊躇なく、背後の暗闇へと向け、誰何する……それを繰り返しました。 護衛任務はこれで二度目だという和さん……まだまだ動きがぎこちなく、金剛さんが纏っているような、余裕綽々、泰然自若といった雰囲気は、残念ながら未だ持ち合わせていないようでした。 物音や周囲の暗闇に対して過度に警戒するその様は、見ていて少し不安になります。こんな時、金剛さんなら……と変に比較してしまうのは、私が彼に安心感を覚えてしまったが故なのでしょう。 和さんと共に、徒歩で香々星神社を出発してから凡そ二十分が経過した頃──天津甕星を祀る神域・香々星之宮へと通ずる、星降山の入り口が私たちの前にその姿を現しました。 薄暗い木々が周囲を覆い尽くし、鬱蒼とした山林を形成している中にポツンと、まるでそこだけ空間が丸ごと抉り取られたかのように入り口は開かれており、巨大な鳥居が存在をこれでもかと誇示する様は、見る者を容赦なく萎縮させます。「うわ……何というか……雰囲気あるわね、ここ……」 和さんがごくりと、息を呑む音が耳に届きます。彼女はただただ、雰囲気に圧倒
私たちが此岸町に現地入りしてから、早くも四日が経過しようとしています。 私は何時ものように夜明け前に起きてシャワーを浴び、姿見の前で和装下着を身につけて白足袋を履き、素早く襦袢、白の小袖、緋袴の順で素早く巫女装束に着替え、後ろ髪を和紙で一つに結わえた後、居室兼寝室へと向かい、まだ自力で巫女装束に着替えられない和さんの着付けを手伝います。その間に周防さんは国旗掲揚へ、金剛さんと鈴木さんは朝食の用意と昼食の下準備を始めます。 私は日没後に星降山へと赴いては、星神・天津甕星との接触を試みたり、下山後も鳴神香々星奇譚をじっくりと読み込み、気になった箇所に付箋をしては、調査ノートに該当箇所を箇条書きにして纏めるという作業を深夜二時まで行っていましたので、やや寝不足気味ではありますが、行動に何ら支障はありません。 御堂本家当主にして現人神・清治さんの下で八雲ちゃんと一緒に教育プログラムを受けた際、一緒に徹夜して提出レポートを仕上げたことが何度かありますので、脳や身体が慣れてしまったのかもしれません。尤も、徹夜という行為は決して褒められたものではありませんが……。 午前六時半頃に談話室に集合し、金剛さんと鈴木さんが作ってくれた朝食を摂ります。その際に、昨夜社務所内で起こった怪奇現象について和さんや周防さんが話すのは最早定番と化していました。 今朝は珍しく、金剛さんも参戦……とびきり意地悪そうな笑みを湛えつつ、彼は部下三人に対し言いました。 「──良いか、お前ら。怪異の話をしているとな……その怪異が近くまで寄ってくるぞ」 「……え?」 その言葉に和さんは青ざめ、周防さんは言葉を失い、鈴木さんはポカンとしていました。三者三様の驚き方は、見ていてとても面白かったです。 朝食後は各々歯磨きをし、朝拝まで敷地内とその周辺を皆で掃除します。ここまでの行動パターンが、すっかり香々星神社での朝の日常となっていました。 現状、私たちを取り巻く環境に、大きな変化は見られません。子供世代、若者世代が概ね友好的なのに対し、大人世代が冷ややかな反応を示すのも変わりません。 何か一つ、変わったことがあるとするならば── 「──おはよう御座います、巫女さま。今日も変わらず、お美しい」 朝の散歩中と思しき氏子総代の一人である老婦人が、愛想笑い
同時刻── 御陵 奏が嘗て教育プログラムを受けた、御堂本家。その屋敷内にある当主の執務室を訪れる、一人の見目麗しい巫女の姿があった。 「──失礼します、ご当主さま」 「ほぅ……誰かと思えば、叢雲《むらくも》じゃないか」 執務室の扉を開けて入ってきた巫女に背を向けたまま、御堂本家当主・御堂 清治はふっと笑みを零す。それにつられるかのように、叢雲と呼ばれた巫女の少女も、整った小さな口許に薄らと冷たい笑みを浮かべた。 裏御三家が誇る夢見鳥が一柱・御堂 叢雲。それが少女の名前だった。否……声も見た目も、そして立ち居振る舞いも、完璧に少女のそれであるが、実際は清と同年代の少年──即ち男であった。 線の細さ、そして見た目と声の清らかさを武器とすべく、転生する度に去勢手術を受けており、表向きは清たちと同じく女である。彼が男であることを知る者は、夢見鳥たちと彼の両親を除けば誰一人として存在しない。 夢見鳥としての実力は本物であり、総合的な強さでは、一族の最高傑作と謳われる清に次ぐとの評価を得ている。それ故に、"現人神の懐刀"と呼ばれ、内外から畏怖されていた。 「珍しいな。お前が自分から、私の元を訪れようとは」 「えぇ、まぁ。恐れながら、ご当主さまに具申したきことが御座いまして、ね」 「ほぅ……では、聞かせてもらおうか」 叢雲の方へ、清治はゆっくりと向き直る。翡翠色の瞳の奥底に、仄暗い焔が灯っているのが見えた。 普通の人間なら萎縮してしまうであろう、清治の全身から放たれる圧倒的なプレッシャーを受けても尚、叢雲は平然としている。寧ろ、余裕綽々たる態度であった。 「──ご当主さま。今こそ正しく、機を見るに敏。裏御三家内に不和をもたらす元凶・御門本家……その当主代理をこの世から抹殺するべきかと存じます」 「ふむ……続きを聞こう」 「はっ──特務機関【敷島】との争いは現状、我々裏御三家が優位に立っております。八雲が熊襲で暴れ回り、彼の地に展開していた【敷島】の精鋭を蹴散らしたことが大きいでしょう。我らは今、勢いに乗っております」 しかしながら──"月に叢雲、花に風"と言われるように、良いことにはとかく邪魔が入りやすく、長続きしないものである。熊襲での敗北を受け、【敷島】が反撃の狼煙を上げるのは時間の問題であるし、何より御
御陵 宗一は、憂えていた。 鳴神山地の此岸町へと、まつろわぬ神々に関する調査のため送り出した巫女、御陵 奏の精神状態を。そして、彼女の安否を憂えていた。 早川の瀬に坐す姫君──ミコトによって齎された、奏が鳴神山地に眠るまつろわぬ神々の王・天津甕星に魅入られたとの報せ。それは、奏の特異体質を知る宗一を不安にさせるには、十分であった。 その報せから程なくして、奏の護衛である【彼岸】第五小隊長・金城 剛彦から、天津甕星に印を刻まれたことで彼女は強いショックを受けて泣き出してしまったので、心の整理をさせるため部屋の中で一人にしてあるとの連絡も受けていたので、尚更である。 やはり、奏を送り出すべきではなかったか。遍く神々を惹き付ける特異体質、それは強みであると同時に致命的な弱点でもある。 神々と心を通わせることが出来る代わりに、障りによって心身を蝕まれる。非常に便利だが、相手次第では心身を侵食されて衰弱し、最悪の場合は命を落としかねない。 正に諸刃の剣……況してや、相手は最強と謳われる、まつろわぬ神々の王にして、星を司る神。魅入られたが最後、奏が廃人となってしまう可能性、危険性が常に付き纏うことは薄々分かっていたことだ。 薄々分かっていたのに、自分は彼女を── 「……お兄さま」 鈴を転がすような、透き通った声が耳に届き、宗一は考えるのを止めて、ふと顔を上げた。見ると、純白の寝間着浴衣に身を包んだ清が、執務室の扉を開けて入ってくるところだった。 「……清。まだ、寝ていないと駄目だろう?」 宗一が咎めると、清は血の気の失せた青白い顔を僅かに綻ばせて、ぴったりとした白足袋に包まれた小さな爪先を優雅に滑らせながら、宗一の傍らまで歩み寄り、彼の右手をそっと握り締めた。 「……いえ、お兄さま。私には分かります。お兄さまは今、何かを憂えていらっしゃいます。そして恐らく、それは私が抱くものと同じ憂い」 「……そうか。お前も、鳴神山地へと赴いた奏のことが心配なんだな」 「……はい、お兄さま。故に、お兄さまの元へと馳せ参じました。お兄さまが、独りで抱え込むことのないように」 特務機関【敷島】に全てを奪われた奏……天涯孤独の身の上となってしまった彼女を、宗一と清は今日に至るまで本当の妹のように可愛がってきた。文字通り
氏子総代の加賀さんの去り際の言葉に、言い表しようのない恐れを抱きつつも、私は巫女長さんと共に社務所内の談話室で一時間ほど昼食を兼ねたお昼休憩をとり、その後またお務めに戻りました。 金剛さんが作った昼食は、神主さんや巫女さんたちからはとても美味しいと絶賛されており、健啖家ではなく食欲のない私でも、少々時間こそ掛かれども綺麗に完食する程に絶品でした。 さて、午後に入って私が最初に取り組んだのは、午前中ずっと和さんがしていた御朱印の練習でした。が、数回ほどで練習の必要なしと合格を言い渡され、その後は午前中と同様に、授与所で巫女長さんや和さんと共に、御守りやお札の授与に携わりました。 神社の敷地内の至る所で作業している氏子の方々と私が極力接することのないよう、どうやら優さんが配慮して下さったようで、今後も基本的には巫女長さんが、可能な限り私と一緒に行動して下さるとのことでした。 幸いにも加賀さんのような奇人変人は現れず、参拝客から変に絡まれることはありませんでした。目を合わせて貰えない、此方から声を掛けても基本無視という反応は相変わらずでしたが、加賀さんを目の当たりにした後だと、そのような参拝客たちの反応が却ってありがたいと思えるのですから、人間の感情というのは不思議なものです。 比較的平穏に時間は流れ、気が付けば午後四時半を回っていました。香々星神社は午後四時半を終業時間としていますので、一日のお務めはこれで終了です。 授与所を閉めると、巫女長さんと和さんは着替えのために更衣室へと向かいます。私は着替えには向かわず、巫女装束のまま事務室でお茶を飲みながら、皆さんが着替えを終えて降りてくるのを待ちます。 正直気は進みませんが、今夜も星降山に立ち入って天津甕星と接触を試みるつもりでしたから、洋服に着替えるのは二度手間になってしまいます。故に、表向きは優さんたちを見送ってから着替える、ということにして、彼らが神社から立ち去るのを待っていたのでした。「そろそろ、かな……」 帰宅する神主さんや巫女さんたちを見送るため、私は社務所を出て鳥居前へと向かいます。平坂さんに調査の進捗状況などを報告するには、彼らが全員帰宅するのをこの目で直に見届けなければなりません。 若し仮に、彼らの中に特務機関【敷島】の息がかかった者がいて、話を盗み聞きでもされ