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第6話

Auteur: りお
入院すると、景吾は出張先で商談中だった父に連絡してくれた。

それから、私の傷に丁寧に薬を塗ってくれた。

「四年も相手を見誤ったからって、それは君のせいじゃない。結婚してから相手の本性に気づくほうが、よほど悲惨だ」

そう言って、彼は朝食まで買ってきてくれた。

主菜も副菜も入っていて、栄養のバランスもきちんと取れていた。

「適当に買ってきただけだ。少しでも食べろ」

朝食は、おにぎりと味噌汁だけじゃなかったんだ。

私は顔をそむけ、鼻をすすった。

「ありがとう」

景吾が細やかに世話をしてくれたおかげで、私はほどなく退院できた。

再び家の門をくぐると、小春をはじめとする使用人たちが、青ざめた顔で一面に跪いていた。

その最前列にいたのは、美咲と恭介だった。

父は上座に腰を下ろしていて、新しく入った使用人に目配せし、私を支えてそばへ座らせた。

「知夏、お前が根っから優しい子だということは、俺もわかっている。だが、もう卒業したんだ。これからは東雲グループで働くことになる。今日はまず、人を使う立場に立つとはどういうことか、教えておこう」

父が言い終えると、一人の使用人が美咲の
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