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第100話

Author: marimo
last update publish date: 2026-03-31 20:14:04

ノヴァ・エクスパンス・テクノロジーズが主催するその夜のパーティーは、まさに選ばれた者だけが足を踏み入れることを許された、別世界のような空間だった。高い天井からは幾重にも重なるクリスタルのシャンデリアが煌めき、磨き上げられた床には柔らかな光が反射している。壁際には一流のシェフが手掛けた料理が並び、グラスの触れ合う澄んだ音と、抑えた笑い声が絶えず響いていた。

招待客の顔ぶれもまた、圧巻だった。

先日のロケット開発プロジェクトの会議に出席していた面々がほとんど揃い、財界の重鎮、メディアで見慣れた著名人、さらには海外からの投資家までが一堂に会している。その中で、ひときわ異質な空気を纏っていたのが、レオン・クロフォードだった。

彼は会場の中央に立ちながらも、決して周囲に溶け込むことはなかった。笑顔を見せることもなく、淡々と会話に応じるその姿は、まるでこの場そのものを俯瞰しているかのようだった。

その少し後方――華やかなドレスを纏った外国籍の美女たちの中に紛れながら、一条櫻羅は静かに立ち尽くしていた。婚約者であるはずのレオンは、彼女を紹介する素振りすら見せない。その距離は物理的にも心理的にも、あ
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