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第1206話

Author: リンフェイ
唯花は理仁と二言、三言話してすぐ電話を切った。

そして二分も経たず、彼女の携帯に入金お知らせメールが届いた。

家庭用のカードに紐づけされている電話番号を理仁が唯花の携帯番号に登録し直していた。理仁の番号のままだと、唯花がお金を使う時に不自由だと思ったからだ。毎回お金を使うたびにカード利用代金のメールが彼の元に届くと、彼女がそれを気にして使いにくいのではないかと思ったわけだ。

彼自身は彼女がお金をどのように、いくら使おうが全く気にしていないのだが。

このようなことに関しては、理仁は非常に気を使って考えている。

家庭用のカードの紐づけ番号を唯花の携帯電話に変えた後、彼女は自由にお金が使えるだろう。

理仁は家庭用カードにまとまった金額を振込み、唯花が姑と街をぶらつく時に、心置きなくお金を使ってほしいと思っているのだ。

それから数分後、唯月が店に到着した。

甥を姉に渡したので、唯花はこれで安心して義母と一緒に食事に行けるようになった。

この後、昼から午後、そして夕方にかけて、嫁と姑は二人で行動する。

麗華は結城家の現奥様という立場であり、普段ショッピングするのは高級ブランドなどが揃った店だ。一般人にはなかなか入れないような店ばかりだ。

だから自然とそこで多くの名家のご夫人たちや、令嬢に会うことがある。

麗華が唯花を連れてその高級ブランド店を一つずつ回り、二人は親し気に腕を組んで次から次に店に入っては出てきて、買った物は全てボディガードに持たせた。多くの買い物袋を提げているその姿は、街中でひときわ目立っていた。

たまに、唯花は自分の好きなお菓子なども買っていた。麗華も彼女には大事そうに接していて、彼女が買って食べてするのに付き合っていた。

この嫁と姑の実際の行動によって、あの噂話たちを打ち破ったのである。

翌日、結城家で最も身分の高い嫁姑ペアが街中でショッピングを楽しんでいる様子を、芸能記者たちが写真に撮りゴシップニュースを上げた時、神崎詩乃はそのゴシップを見て、夫に言った。「私たちの娘の目は確かだけど、あの子は結城さんと縁がなくて残念だったわね。

結城夫人が身内のことを大事にし、唯花ちゃんというお嫁さんを気にかけていなかったら、わざわざ自らあの噂を打ち消すような行動を起こさないはずだわ。彼女はもしかしたら唯花ちゃんには満足していないのかもしれ
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