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第1212話

Auteur: リンフェイ
智明は祖父を説得し、唯花たち姉妹と内海隆史夫婦の家の問題を話し合いで解決することにしたのだ。

「いいわ」

唯花はそれに同意した。

話し合いで解決できるというのであれば、彼女も裁判を起こして時間を費やしたくなかった。

一時間後。

理仁はスカイロイヤルの個室を用意させ、唯花と祖父たちの話し合いの場とした。

唯月は陽と一緒に来ていた。

内海じいさんも智文を呼んできた。彼が無理にでも三男の持ち家を手に入れたかったのは、そもそも智文に相続させたかったからだ。おじいさんは昔からずっと二番目の孫を一番可愛がっていて、どんなことでも智文と相談するのが好きだったのだ。

唯花が下の従弟である陸を利用して、事前に祖父とDNA鑑定までしていたので、智文はもうこれ以上騒ぎ立てても、ただピエロのようになるだけだとわかっていた。

香苗の整形手術は予想外なことになってしまっていた。唯花と瓜二つになるように整形を頼んだというのに、結果はなんと他の従妹とそっくりに出来上がってしまったのだった。

香苗と唯花をすり替えて、結城家の若奥様にしようというこの作戦も実行がほぼ不可能になってしまったのだった。

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