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第1277話

Author: リンフェイ
詩乃であれ、他の神崎家の家族であれ、姫華には星城で誰か優秀な男性を見つけ、ここにいてほしいと思っている。同じ市にいれば会いたい時にいつでも会うことができるからだ。

もし姫華が旦那側の家族から嫌がらせを受けても、彼らがすぐにそれに気づくことができるが、もし遠くに行ってしまえば娘が幸せに日々を送れているか本当のところは彼らにはわからないのだ。

桐生家の家風はとても良く、第二の結城家のようなものである。しかし、詩乃と航は娘が遠くに行ってしまうのはやはり受け入れがたかった。

ただ今は善も姫華に自分の想いを伝えていないのだから、神崎家も彼に何か言うこともできない。

理仁は車を降りるとすぐに東屋にいる善に気づいた。

善は立ち上がって笑顔で理仁に挨拶した。

「桐生さん、どうして一人でこんなところに?中に入らないんですか?」

知り合いであるし、会社の重要顧客であるので、理仁は当たり前のように彼のほうへ近づいていった。

「ちょっとタイミングの悪い時に来てしまいましてね」

善は微笑んでそう返事した。理仁は彼のそのセリフからどういうことなのか理解した。

「結城社長は、親戚に会いに来られた
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