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第1307話

Autor: リンフェイ
「私たちそれぞれにやることがあるからっていうわけじゃなくて、働く必要がなくなってからも、毎日毎日起きた時に目を開いたら相手がそこにいるだなんて保証できないでしょ」

いつだってどちらも同時に目が覚めるなんてことは有り得ないのだから。

理仁はもうこの件に関しては彼がわがままだったと悟った。

「清水さんがあなたまだ何も食べていないって言ってたわよ。お腹が空いたでしょ。さ、早く行くわよ。私も一緒に行くから」

唯花は彼がもう反論してくる気もなく、しつこくこの件に絡みついてくる意思もないのを見て、この話題はここまでにし、他の話を振った。

お互い引き下がらなくなると、また夫婦間に亀裂が生じてしまう。

「うん」

理仁はひとことそう言い、すぐに愛妻を抱きしめるその手を離した。

唯花は彼の手を引いて部屋から出た。

この時、清水はすでに理仁の分の朝食をテーブルに用意していた。

清水の主人である理仁は小さなことですぐキレるが、妻を目の前にすると永遠に姿勢を低くして尻に敷かれるしかないようだ。

こうなることがわかっていて、清水は自分が作った朝食が無駄になる心配をする必要などないのだった。

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