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第228話

Author: 大落
その声は少し疲れたようだった。

「今どこにいる?渡したいものがあるんだ」

未央は目がキラキラと輝き、急いで答えた。

「お宅の前ですよ。出てくれば会えるんです」

電話の向こうは数秒沈黙した後、すぐに承諾した。

「わかった。じゃ例の場所で会おう」

電話を切った未央は少し考えてから、ようやく彼が言った例の場所がどこか気づいた。

暫くして。

三人は住宅地の近くの路地で集まった。ここは以前覚が未央を助けた場所だった。

「どうでした?」

未央はじっと目の前の人を見つめて、舞い上がる気持ちが抑えられなかった。

覚は軽く頷くと、分厚いファイルを彼女に渡した。

「あいつの書斎で見つけたものだ。役に立つはずだ」

未央はそのファイルを受け取ると、両手が僅かに震えていた。

長い間努力してあちこち調べてきたのは、白鳥グループの偽薬事件の真相を明らかにして、父親を助けるためだ。

今、ようやく結果が出るのだ。

ファイルを開くと、その偽薬の製造の詳細が詳しく書いてあった。そして一番下には岩崎洋の署名があった。

やはりそうだった。

真相はほぼ彼女の推測通りだった。

未央は目に複雑な
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