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第787話

Author: 大落
子供たちはどこへ行ったの?父親と一緒に下へ行った?

未央は少し戸惑い、そしてかすかな不安を胸に、階段へと急いだ。

階段に着くやいなや、食べ物の香りが彼女の食欲を誘ってきた。卵焼きとトーストの焦げた香り、そして温かいミルクの甘い香りが混ざり合い、温かく癒されるような感覚があった。

続いて、下のリビングからテレビのアニメ番組の音と、時折子供たちの澄み切った何のわだかまりもない笑い声が聞こえてきた。

彼女の心は一瞬にして落ち着いた。

階段を降りる足を速めた。

広々としたリビングでは、理玖と愛理が柔らかいカーペットの上に、お行儀よく並んで座っていた。二人ともきちんと着替えを済ませ、髪も整えられていて、一人は小さな紳士、もう一人は小さなお姫様のようだ。

理玖はテレビで流れている『ウルトラマン』に夢中で、小さな愛理は怪獣退治にはあまり興味がないようで、ぬいぐるみを抱きながら、テレビの登場人物の真似をして手を振り足を踏み鳴らし、時折澄んだ笑い声を上げている。

この光景は、穏やかな日常を描いた一枚の名画のようだった。

理玖が、一番早く階段に立つ母親を発見した。彼はすぐにリモコンを放り出すと、発射された小さな弾丸のように、短い足を動かしてダッシュで駆け寄り、彼女の足にしがみついた。博人にそっくりの小さな顔を上げ、甘えた声で叫んだ。「ママ、おはよう! 今日はすごく遅いね!」

愛理も彼女に気づき、興奮してその場でぷっくりした小さな手を振りながら、口の中で「ママ……ママ……」とはっきりしない声をあげている。

未央の心は、一瞬でこの二人の小さな存在で満たされた。全ての疲労と、あのわけのわからない感情さえも、この瞬間に跡形もなく消え去ってしまった。

彼女は腰をかがめて、優しく息子の頭を撫でると、歩み寄って娘を抱き上げ、ぷっくりした小さな頬にキスをした。

彼女は柔らかな声で尋ねた。「理玖、愛理、どうしてこんなに早く起きたの? 洋服は誰が着せてくれたの?」

理玖の顔にはすぐに、これ以上ないというほどの誇らしげな表情が浮かんだ。彼は小さな胸を張り、指を伸ばしてキッチンの方を指さした。

「パパだよ!」 彼の声は誇りに満ちていた。「パパが朝早く僕たちを起こしてくれて、服を着せてくれたり、顔を洗ったり歯を磨いたりしてくれたんだよ!パパ、すごくかっこいいよ!」

未央が息子が指
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Comments (1)
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リコリス
ほーらやっぱり。未央をもう失わない為にスパダリ目指している今の博人が、何もしないで仕事行くわけないじゃん。もう疑うの止めてやってよ未央さん。
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