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第454話

مؤلف: 錦織雫
紬の声は終始、静かで穏やかだった。

声のトーンだけを聞けば、ほとんど柔らかいとさえ言える。それでいて芯が通っていて、紡がれる言葉が自然と相手の心にすっと入り込む。

だから、さりげなく放つ一言でも、なかなかの破壊力を秘めていた。

紬が宏一の弟子であることは知られている。ただ、詳しい事情まで把握していた人間は少なかった。

具体的な点数など、なおさら。

だから紬がその数字を口にしたとき、その場のほとんどの人が、思わず息を呑んだ。

会場にはエンジニアが何人もいるし、その点数がどれほどの重みを持つか、知らない者などいない。

紬を見る目が、驚嘆に変わった。

寧音も一瞬表情を強張らせ、目の色を揺らした。膝の上で握りしめた拳に、知らず識らずのうちに力が入った。紬がこのタイミングでそれを出してくるとは、思っていなかった。

彼女にとっては、反論のしようがない。

所詮は自分語りではないか。そう吐き捨てたい衝動に駆られた。

「……本当に?」

正樹も動揺を隠せなかった。詳しい事情を知らずにいたぶん、驚きはひときわ大きかった。

「記録的な点数じゃないですか?」

自分はいったい、何を知ら
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