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第303話

Auteur: 星柚子
「ひどいわね、そんな冷たいこと言って。結果はともかく、努力くらいはしてるのに……」

……

正修が原田家に到着したものの、車は原田家の門の中にすら入れてもらえなかった。

門前の警備員が車窓のそばに立ち、怯えきった様子で告げる。「申し訳ありません、ご主人様のご指示で……どなたが来られても、お通ししないようにと」

正修は喉の奥で、短く二度笑った。

その笑い声に、警備員はもちろん、二郎でさえ背中に冷や汗がにじむ。

幸い、正修は無理に入ろうとはせず、ただ二郎に言った。「行くぞ」

二郎と警備員は、同時にほっと息をついた。

車が原田家の前を離れると、二郎が尋ねる。「次はどちらへ向かわれますか?」

正修は一つ、住所を告げた。

それは以前、正修が初めて奈穂のために自ら料理を作った、あの広いマンション。

そして、二人が初めてキスをした場所でもある。

到着すると、正修は車を降りた。二郎は察しよく、後をついていかなかった。

部屋に入ると、リビングはがらんとしている。

正修は目を閉じ、胸の奥に刺さる痛みを力ずくで押し殺してから、目を開けてソファに腰を下ろした。

プロジェクターをつけ
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