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第501話

مؤلف: 星柚子
その様子を見て、正修の表情がわずかに沈む。もっと奈穂に触れたい――そんな衝動が湧き上がった。

だが彼女はすぐに我に返り、むっとした様子で彼を軽く叩いた。

「もう……うちなのに、そんな堂々と……」頬を膨らませる。「まだリビングにみんながいるんだよ?さっき誰か来てたら……」

そこまで言って、顔が赤くなる。考えただけで恥ずかしい。

ほんとに、この人は。

正修は小さく笑い、穏やかな声で言った。「来ないよ」

「……来なくてよかったけど」

奈穂はしばらくむくれていたが、さっきの電話の内容を思い出す。「秦グループの案件、奪うつもりなの?」

彼女は知っている。秦グループが最近、大型プロジェクトを獲得したことを。あれは利益の大きい案件だ。

この間、健司も話してくれた。烈生が健司を訪ねてきた際、その案件をいわば「誠意」の証として提示してきたのだと。

「うん」正修は隠そうとしない。

烈生がその案件で健司を動かそうとした?なら奪えばいい。

健司は動かなかったが――それでも烈生の行動が気に入らない。

「でも、もう秦グループの手にあるよ」奈穂は眉を寄せる。「最初から争ってたならともかく、
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