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第502話

مؤلف: 星柚子
正修は笑いながら奈穂を抱き寄せた。「いじめてなんかないよ。さっき裏庭では、人に見られるのが嫌だって言ってただろ?ここには俺たち二人しかいない。誰にも見られないよ」

まるで彼女のためを思っているみたいな言い方だ。

奈穂は悔しくて、思わず彼に噛みつきたくなる。

正修は逃げもせず、彼女が自分の唇に噛みつくのをそのまま受け止めた。

一口噛んでもまだ気が済まない。奈穂はじっと睨みつける。

「ほら、もういじめない」正修は彼女を抱きしめ直した。「奈穂、俺だってずっと我慢してるんだ」

その声に滲む抑制。

奈穂はすぐに意味を理解した。こうして抱き合っていれば、当然分かる。

けれど今は――明らかに状況が状況だからだ。だから彼は無理やり耐えている。

奈穂は思わずくすっと笑い、小声でぼそりと言う。「自業自得じゃない」

「今、何て言った?」正修が優しく問い返す。

だが奈穂は、彼の雰囲気にわずかな危うさが滲んだのを察した。

「な、なんでもない!」慌てて言い、そっと彼を押し離す。そしてにっこり笑いながら彼の手を握った。「ほら、部屋見たいって言ってたでしょ?案内してあげる」

奈穂の部屋はとて
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