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第1125話

Author: 小粒キャンディ
美穂も首を横に振り、どうしようもない様子だった。

一花は素早く顔を上げ、か細い声で言った。

「お義父さん、お義母さん、柊馬が目を覚ましたら、すぐに帰ります。それでいいですか?」

修治はそれ以上何も言わず、美穂の手を取ると、医師と共に立ち去った。

一花が後を追おうとすると、湊が一歩前に出て、彼女の前に立ちはだかった。

湊は一花を直視せず、声をかすれさせて言った。

「奥様、お帰りください」

一花は呆気に取られた。湊の態度は強硬で、全身から冷たい気配を放っている。明らかに、彼も一花に不満を抱いていた。

一花が止められたのを見て、後ろのボディーガードが半歩前に出た。

だが、すぐに一花が手を上げて止めさせた。

「来栖さん、……彼をお願いするね」

一花は声が詰まり、しばらくしてようやくそれを言った。

言い終わると、彼女は振り返り、もう一度病室のほうを見つめた。

ドアは固く閉ざされ、物音ひとつしなかった。

外の空はわずかに白み始めていた。まもなく正月を迎える時期だが、朝の寒さは体を凍らせるものだ。

「西園寺さん、お戻りになりませんか?」

一花が病院の入り口に長く立ち尽
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