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第1143話

Author: 小粒キャンディ
「ええ、確かにメッセージは送ったわ。なかったことにしてってね」

陽菜は眉を上げ、気にした様子もなく言った。

「それじゃ……」

湊はますます分からなくなった。

「でも、私がそのメッセージを送ったのは、同じやり方でやり返しただけってことよ」

陽菜は、湊の鈍さにほとほと呆れていた。

あの夜、湊はひどく酔っていて、二人が激しく愛し合った後、彼はぐっすりと眠り込んでしまった。

だが陽菜は眠れなかった。ここまで来た以上、彼の自分への想いを確かめずにはいられなかった。

陽菜は彼の腕を揺すりながら、何度も尋ねた。

責任を取ってくれるか、と。

湊は眠っていたが、無意識のうちに素直に答えていた。

最初のうちは、陽菜が何を尋ねても、湊の答えはほぼ肯定的だった。

だが最後に、陽菜がこう尋ねた。

もし如月家が反対して、付き合うことで大きな負担を背負うことになったら、どうするつもりか、と。

湊はなんと、真面目に答えたのだ。

「なかったことに……します」

陽菜はその瞬間、体が凍ったかのように寒く感じた。

この答えは、確かに湊が言いそうなことだった。

たとえ寝言だとしても、彼女は一
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