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6.僧侶の煩悩

작가: satomi
last update 최신 업데이트: 2025-10-03 07:14:18

あー、飛鳥は絶対ドレス似合うよなぁ。

脱DT…。いつになるんだろ?写真撮ったらすぐ入籍していいもんだろうか?

飛鳥のドレス姿を他の男の目にさらしたくない理由で神前式を推してたっていうのはなぁ、我ながら恥ずかしい。

写真を撮るカメラマンが男だったらアウトなんだけど。

こういうの飛鳥が調べててくれると楽なんだけどなぁ。雑誌とか。

うぉー‼俺は何を考えてるんだ?これでは煩悩まみれではないか?

僧侶としてしっかりせねばなぁ。

今日も心で経を唱えるか?否、写経をしてからにしよう。

全くなんてことだよ……。

「こんにちはー、お邪魔します」

部屋をノックする音が聞こえた。飛鳥が来たのはわかったし、飛鳥だろう。

「タケル!」

んな⁈おふくろ⁈

「飛鳥さんが来たんだから、出迎えるとかしなさいな。あと、これ飲み物ね」

と、お盆を手渡された。

「タケルさん、こんにちは」

「ああ、元気そうだな」

「何よー!私が能天気みたいに!」

飛鳥が顔をフイっと背けた。

「連日うちに来てるけど、大学は大丈夫なのか?」

「単位は取れるだけ低学年のうちに取ってるから平気」

ドヤ顔で言われたが、大学に行ってない俺には飛鳥が言っていることがいいことなのかわからない。

「まぁ、お前の大学生活に支障がないならいいさ」

「ドレスのフィッテングとか時間かかるんじゃね?いつもお前が来る時間よりも早い時間に考えないといけないのかなぁ?」

「ドレスを選ぶ日と写真を撮る日は別!」

「そうなのか?俺は疎くてなー。お前に任せるよ。あ、俺は白無垢着てるとこも見たいからな」

今日は天気良いなぁ。

「よし、今日ドレスを選びに行こう!平日だから人少ないだろ?」

「決めても写真撮るまでドレス姿見せないよ」

「そいつは楽しみだな」

飛鳥がじーっと車を見ている。

「どうした?」

「いや、ミニカーがおっきくなったみたいだなぁと思って」

俺は察した。飛鳥は小さいころから高級外車しか見たことがないからミニカーのようで不思議なんだろう。

俺の運転で写真館をいくつか廻るんだけどな。

「運転手って普通はいないからな」

と、先に言っておいた。

写真館は飛鳥が予めピックアップしておいてくれたので助かった。

 ~式の当日~

「馬子にも衣―」

と、俺が言い終わる前に、飛鳥から右腹、親父から左腹を殴られた。

「痛てーよ。なんだよ、褒め言葉だろう?」

「飛鳥さんに失
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댓글 (1)
goodnovel comment avatar
buchi
タケル君が段々と飛鳥さんとの出会いによって、煩悩が芽生えて来てる様が面白いよね^o^。まぁ〜タケル君が極端な大昔の僧侶を目指していたから丁度良いのかな笑笑。
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