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第0857話

Auteur: 十一
この季節になると、北の乾いた寒さに比べ、南にあるC省は典型的な湿った寒さだ。

新幹線がホームに停車した時、空からしとしとと雨が降っている。

凛たち三人が降りた途端、向かいからの冷たい風に首をすくめる。

冷気が毛穴一つ一つから染み込み、細く絡まるように、骨の隙間まで這い込んでくる。

早苗は再びマフラーをきつく巻き、肩をすくめ、首を縮め、手もポケットに突っ込んだまま、まるで太った鶏のようだ。

「凛さん、早く行こうよ。このホームはあっちこっちから風が吹き抜けて、寒すぎるわ」

口を開くと、吐く息が白い霧に変わる。

凛は頷く。「うん、まずは改札を出よう」

人混みもなく、騒がしい環境でもない。小さな駅は広々としていて、少し不気味だ。

都心から離れた町だ。それも裕福な町ではないなら、大体こんなものだ。

「さっき聞いたんだけど、新幹線の駅から町へ行くバスは1便だけで、50分に1本。最終便はもう出発しちゃってるから、絶対間に合わない」

学而は冷静に分析する。「今日中に町に着きたければ、個人運営ワゴン車に乗るか、チャーター車を借りるしかない」

凛は言う。「チャーター車ってどんなの?
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