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第0952話

Auteur: 十一
零は頭をかきながら、照れ笑いを浮かべる。「そうしたいけど……」

しかし凛は自分に対して、嫌いではないものの、明らかな好意を示しているわけでもない……

そのため、零の心は宙ぶらりんの状態で、もどかしくてたまらない。

でも、たとえ辛くても、零は喜んで耐えている。

この独り言を、凛はもちろん知る由もないのだ。凛の頭は靖子の薬のことでいっぱいだ。

このVIP薬局は確かに効率的で、すぐに薬を煎じ終え、一袋ずつに分けて密封してくれる。

飲む時になったら、冷蔵庫から出して、お湯で温めればすぐに飲める。

1時間後、二人は薬局から離れる。

凛は靖子から電話を受ける――

「もしもし、おばあちゃん?……薬はもう煎じ終わったよ。うん、VIP薬局で煎じてもらった……わかった、そこで待ってて、すぐ迎えに行くから」

通話を終え、凛はスマホをしまい、零を見る。「今日はありがとう、おばあちゃんを迎えに行くから、またね」

「……あ、うん!またね!」

凛の後ろ姿が遠くに見えなくなるまで見送り、零は名残惜しそうに視線を戻す。

その時、スマホが鳴り出す――

零は電話に出る。「もしもし?」

「このバ
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