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第489話

Autor: 十一
店を出ると、三人とも酒が入っていたため、それぞれスマホで代行を手配した。

待っているあいだ、悟がタバコをくわえた。だが、ポケットを探ってもライターが見つからない。

広輝に尋ねると、相手は車を指差して「後部座席にある、自分で取れ」と言った。

悟は車のドアを開けて、身をかがめて後部座席を探った。

「……あった」

悟はタバコに火をつけ、ライターを広輝に返す。

そのとき、さっき後部座席で見かけたストールのことを思い出し、口元ににやりとした笑みを浮かべた。「へぇ、いつから車でやる趣味ができたんだ?」

広輝はきょとんとした顔で、「やるって……何の話だ?」と返す。

「とぼけんなって。じゃなきゃ、あのストールは何だよ?女しか使わないだろ。しかも淡い黄色だぜ。さっさと白状しろって。どの女が落としてったんだ?」

広輝は口元を引きつらせた。「でたらめを言うな」

「おやおや、認めないなんて、お前らしくないな」

「認めるもんか!あれは凛の母親の忘れ物で、明日返す予定だったんだよ。勝手に想像すんな。頭ん中エロで汚染されてるんじゃないか?そろそろ洗浄した方がいいな」

「凛さんのお母さん?」悟
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  • 元カレのことを絶対に許さない雨宮さん   第71話

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  • 元カレのことを絶対に許さない雨宮さん   第61話

    冬の夜は早く、七時前だというのに、道路の両側の街灯が次々と灯り、寒々しい夜に小さな温もりを添えていた。地下鉄の駅からB大学までの道のりには商店街があり、様々な屋台が並んで、何でも売っていた。凛が橋を渡る時、近くで焼き芋を売る呼び声が聞こえた。風で痛む目をぱちぱちさせながら、陽一の方を向いて「ちょっと待っていてください」と言った。陽一がその場に立っていると、二分後、彼女は熱々の焼き芋を二つ抱えて戻ってきた。「はい」熱い焼き芋を割ると湯気が立ち上り、一口かじると甘くて美味しいが、少し歯にしみた。手に持って少し息を吹きかけ、また少しずつ噛んでみると、甘みを感じた途端、笑みがこぼれた。凛は彼の方を向い

  • 元カレのことを絶対に許さない雨宮さん   第60話

    凛は彼女の気持ちを理解して、軽く微笑んだだけで、特に弁解はしなかった。那月は「学部の時もB大学だったよね?今回はどこの大学を受けるの?」と尋ねた。「B大学よ」と、凛は答えた。「一般院生?それとも専門職?」「一般院生」「専攻は?」「生物学」那月は眉を上げた。なんと自分と同じ専攻を志望するとは。「希望の指導教授は?」凛も隠さずに頷いた。「いるわ。大谷先生」「誰ですって?大谷秋恵先生?」「うん」那月は前回、大谷先生の家で家事手伝いをしていた凛のことを思い出し、妙な表情を浮かべた。「まさか……先生の家で掃除の手伝いをすれば、承諾してもらえると思ってるの?」えっと……凛は「……前回は誤解だったの」と言っ

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