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第545話

Author: 十一
食器は二人で一緒に洗い、キッチンも二人で片づけた。

最後に、並んで外へ――

ゴミ出しに。

凛はダウンジャケットを羽織り、ゴミ袋を手に玄関を出た。

陽一も家に戻り、大きな袋を二つ抱えて現れる。

「先生、どれくらいゴミを捨ててなかったんですか?」

「……半月くらいかな」

「……」まさかそんな人だったとは。

幸い中身は包装箱やビニール袋ばかりで、腐りやすい生ゴミや果物の皮はなかった。

「行きましょう」

二人が階段を下りると、同じ棟の老夫婦と鉢合わせた。ゴミを捨て終え、手をつないで帰るところだった。

ちょうど鉢合わせた。

「庄司くんと凛もゴミ捨て?」

「はい」陽一はうなずいた。

おばあさんはにこにこと凛に視線を向ける。「凛、今日は何か美味しいもの作ったの?階下までいい匂いがしてたわよ」

「キノコ鍋です」

「まあ!庄司くんが昨日受け取ったあのキノコの箱を使ったのね?」

昨日、陽一が宅配を受け取ったとき、ちょうど買い物帰りのおばあさんに出会い、キノコの保存方法を尋ねていたのだ。

凛は小さくうなずいた。

おばあさんの笑みはいっそう華やぎ、声も弾んだ。「食材を用意
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