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第87話

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渉は心底驚いた。

月子が修也の秘書ではなく、隼人の秘書だなんて……これじゃあ、入江社長の顔が丸つぶれじゃないか。

月子、どうかしてるんじゃないか。

渉は顔を真っ青にして、静真の方を見た。

静真は冷たい視線を収め、奥へと進んで行った。

よかった。入江社長は月子のことなんて、全く眼中にないみたいだ。

渉は振り返り、月子を睨みつけた。3年間も入江社長の心を掴めなかったのには、それなりの理由がある。ここまで馬鹿じゃ、どうしようもない。

霞は、月子が隼人から50センチほどの距離にいるのをじっと見つめていた。

近すぎる。

隼人の秘書になったからって、彼を誘惑できると思ってるのか?

それとも、静真に嫉妬させようとしてるのか?

なんて卑しい女。

颯太は月子のことなどどうでもよく、ただ面白おかしく事態の推移を見ていた。

ところが、自分の父親までが隼人に挨拶に行き、月子と握手しているのを見て、事態は一変した。

月子は、颯太の父からの握手に応じ、堂々とした態度を装っている……

あんまりにも厚かまし過ぎる。

颯太は、まるで虫を飲み込まされたようで吐き気をもようした。

だから、
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Comments (2)
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長野美智代
霞は自分が男頼みで媚びているのに、月子さんが男に取り入ると蔑むなんて恥ずかしい。 チャリティの場で愛人だとばれたらいいのにね。
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山本山
静真の妻、封印されとるがな。どうやって利用するねん(笑)霞、ざんねーん
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