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第9話

Penulis: ネコ芋
私は自分の部屋には戻らず、梓のところへ転がり込んで、数日を過ごした。

スマホの電源を切り、梓のベッドに横になって天井をぼんやりと見つめる。頭の中はぐちゃぐちゃだった。

梓がそっと私をつついて言った。「ねえ……もしかして、そんなに怒ってるのって、宗一郎のせい?」

私は首を振った。「違う」

宗一郎のことなら、もう心は一ミリも揺れない。

梓は不思議そうに眉を上げる。「じゃあ……晃さん?」

私は毛布を引き寄せ、顔をすっぽりと埋めた。

「自分に腹が立ってる」

ただの身体だけの関係だったはずなのに、傷ついてしまった。その事実が、情けなくて仕方なかった。

梓はベッドの端に腰を下ろす。「ねえ柚葉、これ内緒だからね……晃さん、最初からあなたに一目惚れだったんだって」

「ふうん」

気のない返事しか出なかった。正直、そんな話を聞く余裕もなくて、少しだけ気分まで沈む。

梓は構わず話を続けた。「この前の川沿いでバイクに乗ったときじゃないよ。六年前――あなたが卒業式で、卒業生代表として挨拶をした日。晃さん、そのとき招待されて、大学に来てたんだ。

私からあなたのインターン先を聞き出してね、
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