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第12話

ผู้เขียน: おミカン
おかしい。

心臓が張り裂けるほど痛むと思っていたのに。

背中から断続的に伝わる鈍痛を除けば、胸が少し塞がるような感覚があるだけで、痛みは皆無だった。

あるいは、この五年間ずっと痛み続けてきたせいで、感覚が麻痺してしまったのかもしれない。

絵里は蒼白な顔でふっと冷笑を漏らすと、痛みを堪えて背筋を伸ばし、一言も発さなかった。

その強がった姿が、逆に和也の胸に形容しがたいわだかまりを残した。表情が微かに揺らぐ。

さっきの言い草は、少し酷すぎただろうか。

「絵里、俺は……」

和也の心が揺らいだと察知したのか、寧々がすすり泣き始めた。

「和也、来てくれてよかった……もしあなたが来なかったら、私、絵里にどんな酷い目に遭わされていたか……」

その言葉を聞いた瞬間、和也の胸に芽生えかけた罪悪感は霧散した。

確かに、絵里はあまりにも身勝手だ!

今日はたまたま自分が居合わせたから寧々は無事だったが、そうでなければ絵里が何をしでかしたか想像もつかない。

「怖がらなくていい。俺がいる」

和也はスーツの上着を脱ぐと寧々の背中に掛け、振り返って絵里を睨みつけた。

「今回の件は、お前が
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