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第45話

Author: おミカン
絵里は口元を綻ばせた。やはり、口喧嘩で梨乃の右に出る者はいない。

寧々の顔色がどす黒く沈む。

「梨乃、部外者がしゃしゃり出ないで。あんたには関係ないでしょ」

「はあ?やったくせにしらばっくれる気?あんな真似しといて、今さら何を怖がってんのよ。恥知らずが」

梨乃は鼻で笑った。

「ああ、忘れてた。それがあんたの常套手段だったわね」

「梨乃、言いすぎじゃない?」

寧々の隣に立つ女が、義憤に駆られたように口を挟んだ。

彼女の名は榎原晴子(えのきはら はるこ)。大学時代、四人は同じクラスだった。

彼女を見て、絵里の眼差しが冷え込む。

かつて、寧々が絵里に対して行った数々の仕打ち、その片棒を担いでいたのが晴子だ。

まさに同じ穴の狢である。

梨乃は数歩前に出て、絵里を庇うように立ちはだかった。

「あんた、まだ寧々の腰巾着やってんの?」

彼女は容赦なく嘲笑う。

「晴子、十年一日の如く進歩がないわね。忠犬ぶりには感心するわ」

絵里は心の中で親指を立てた。

さすがだ。梨乃に喝采を送りたい気分だ。

「梨乃、何ですって!」

晴子は怒りで声を震わせ、手を上げようとして、ぴた
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