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第835話

Author: おミカン
修司はここで何をしているのだろうか。

絵里の視線が鋭すぎたのか、修司はすぐに彼女に気づき、こちらへ視線を向ける。

そして彼女の目の前まで歩み寄ると、口角を上げて意味ありげに笑う。

「水原さん、時間通りだね」

その言葉を聞いて、絵里は眉をひそめる。

「ここで何をしているの?」

森田恒一がG市に来るという情報は、ずっと極秘だったはずだ。まさか、彼も恒一を目当てに来たのだろうか。

そう思うと、絵里の心に警戒心が芽生える。

「お前と同じさ。人を迎えに来た」

修司は相変わらず口元に笑みを浮かべ、その瞳にはからかうような色が濃く漂っている。

絵里の後ろに立つ丈裕は、嫌悪と敵意に満ちた目で修司を睨みつけている。

どうして行く先々にこの男が現れるのか。

星野家の人間は、どいつもこいつもろくでなしばかりだ。

以前の郁江も相当鼻持ちならなかったが、修司もそれに勝るとも劣らない。

絵里は冷ややかな表情で言う。

「私の動向にずいぶん詳しいのね。もしかして、うちの会社にスパイでも送り込んでいるのかしら?」

そうでなければ、修司がここに現れた理由が説明できない。

この世にこれほど
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