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第14話

Auteur: 南風 薫
医師が国弘と連絡を取れたのは、事故発生から二時間が経過した後のことだった。

医師は国弘に、修也が深刻な交通事故に遭って、両足が車に轢かれて変形障害を負い、命を救うには切断するしかないと告げた。

さらに、大量出血による血圧の低下が原因で血栓塞栓症を引き起こし、両腕が壊死する可能性もあるという。

修也は、両腕さえも失ってしまうかもしれない。その知らせを聞いた国弘は、その場で意識を失い、倒れた。

一方、静は、結婚式場で秋彦が自ら選んでくれたウェディングドレスを身に纏い、父の和一と腕を組んで、薔薇の花びらが敷き詰められたバージンロードをゆっくりと歩んでいた。

夢のように美しい舞台の中央、秋彦はスポットライトを浴びながら、一歩一歩と自分に近づいてくる静を、愛情に満ちた眼差しで見つめている。

娘が素晴らしい縁に恵まれたことに、和一は思わず胸がギュッとしめつけられた。彼は涙をぐっとこらえると、静の手を秋彦の掌に厳かに重ねた。

和一は声を震わせ、少し咽び泣きながら秋彦に言い聞かせた。「秋彦、今日から、俺の宝物である娘を君に託す。どうか、幸せにしてやってくれ」

それは、あまりにも神聖な儀
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