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第15話

Author: キラキラ猫
湊はスマホを取り出し、妊娠期間とおおよその出産予定日を逆算した。

もし結衣の誕生日が十二月、あるいは翌年の一月であれば……あの子が湊の子供である可能性が出てくる。

そう考えた瞬間、湊は吸いかけのタバコを消し、椅子の背にかけてあったジャケットを掴んでオフィスを出た。

歩きながら従姉の恵に電話をかける。

「今日、悠斗の迎えは俺が行く」

「えっ?」

電話の向こうで恵が素っ頓狂な声を上げた。

まさか、たった一度で悠斗と仲良くなったとでも?

悠斗は湊を見ただけで震え上がるというのに、だが、家では義母が悠斗を溺愛しているため、もっと湊と過ごせば、あの子も何か学べることがあるかもしれない。

「まさか本当に子供が欲しくなったの?ねえ湊、そんなに子供が好きなら、自分で作ればいいじゃない?」と恵は面白がって言った。

「切るぞ」

湊はそれだけ言って電話を切り、エレベーターに乗り込んでそのまま退社した。

社長室の明かりが消えたのを見て、健太は目を丸くした。

「おかしいな、社長、今日の退社は随分と早いな」

近くで化粧直しをしていた玲奈の手から、ファンデーションが滑り落ちた。乾いた音と
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