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第1117話

ผู้เขียน: 木真知子
もし昭子が自分の実の孫でなければ――

正太は、内心では認めざるを得なかった。

……この娘、本当に優秀だ。まさしく『女傑』。男にも負けない度胸と気概がある。

そしてふと思う。

もし……うちの長男坊の交際相手が、この高城家の桜子だったら……

……それはそれで、悪くない話かもしれない。

「お父さん、愛子さん、樹兄さん。もう時間がないし、着替えてくるね」

桜子はぱっと笑って手を振り、斎藤秘書とともに会場の外へ向かった。

「桜子!気をつけるのよ!」

愛子が不安を隠せず声を張る。

桜子は振り返り、指で『OK』のサインを作った。

軽やかで、頼もしい笑顔だった。

「はは、あの子はじっとなんかしていられん。まぁ……やらせてみるのも悪くない」

万霆は心配を押し隠しながら、ぶっきらぼうに言う。

隼人の視線は、桜子の姿をずっと追っていた。

彼女が完全に見えなくなるまで――その眼差しは離れなかった。

「驚いたんだろ?」

気配を読んだように、隆一が隼人の横へ歩み寄る。

「まさか桜子が乗馬までできるとは……想像してなかった、って顔だ」

二人の男が並んで立つと、まるで絵画の一部のように整いすぎている。

だが実際には、水と油。

互いに心底から憎しみ、相手が消えてなくなることすら望むほどだった。

隼人は低くつぶやいた。

「桜子は……神様から与えられた贈り物だ。

贈り物は、いつだって俺に新しい驚きをくれる」

「ふっ」

隆一は鼻で笑った。

「要するに、お前が桜子のことを何も分かってないってだけだろ。

その『理解の欠落』をごまかすために、よくもそんな綺麗事を並べられるな」

隼人の呼吸がひゅっと止まり、指先がゆっくりと握りこまれる。

「俺と桜子は、子どもの頃から一緒に育った。

共有してきた時間も、互いに対する理解も……お前なんかじゃ太刀打ちできない。

一瞬、苦労して演じた『同情を誘う男』に桜子がほだされたからと言って……

それで永遠にお前のものだとでも思ったか?浅いな」

隆一の声はさらに低く、冷たく、嘲りの色を帯びる。

「夢は楽しい。

だが――目が覚める瞬間は、地獄より辛いぞ」

「互いの理解?」

隼人は笑いをもらし、その笑みは底の見えない黒い渦のようだった。

「お前は桜子に本当の自分を見せたことがあるか?隆一」

隆一の表情が一瞬揺
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