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第647話

Author: 青ノ序
綾は会社の年間レポートについて語り、湊は中野グループの今年の決算状況を報告した。

筆頭株主である綾の元には、かなりの配当が入ることになっていた。

二人が談笑していると、幸子がキッチンから出てきた。

「綾様、今夜のお食事は何になさいますか?」

「何があるか見てみるわ」

綾は立ち上がってキッチンに入り、冷蔵庫の中身を確認してから、湊の好物である食材を取り出した。

「これで全部作ってくれる?牛スネ肉は柔らかくなるまで煮込んで。スープはなしでいいわ」

「青木社長は食事にいらっしゃいますか?」幸子が尋ねた。

健吾は時間の許す限り、退勤後に必ず顔を見せ、基本はここで夕食を共にしていた。

綾は腕時計を確認した。「会社が年末で忙しいから、今日は来ないと思うわ。彼の分は用意しなくていいわよ」

「承知いたしました。では、今いる人数分で支度しますね」

綾はキッチンを出て、引き戸を閉めた。

すると、瑞希が駆け寄ってきて、抱っこをねだった。

「瑞希、眠いの?」

「ねむねむ……」

瑞希は綾の頬に顔をすり寄せ、小さく目をこすった。

綾は湊に一言かけてから瑞希を抱きかかえ、部屋へ連れて
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