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第762話

Author: 青ノ序
凍りつく冬の夜、東都の街角では、冷たい風が狼のように唸りを上げていた。

8歳の少女は、裸足のまま寒さに震えて隅に縮こまっていた。

赤くなった頬には、乾いた涙の跡が痛々しく残っている。

どこへ行けばいいのか分からない。親戚には「悪い子だから、誰にも引き取られない」と突き放されたのだ。

意識が遠のく中、暖かい光に包まれた両親が迎えに来てくれたような気がした。

でも、もう体は芯まで冷えきり、両足の感覚はすでになかった。

ついに、少女は目を開ける力すら尽きてしまった。

その時、遠くから必死に名前を呼ぶ声が近づいてきて、温かな腕が少女の体を引き上げた。

次の瞬間、凍える寒さが消え、心地よいぬくもりに包まれていく。

目を覚ますと、そこは病院のベッドの上だった。

50代くらいの女性がそばに座り、胸を痛めた表情でこちらを見つめている。

「おばあさん……」綾は枯れた声で震えるように呟いた。

和子は優しく応え、凍えて腫れ上がった小さな手を握った。「覚えていてくれたのね」

綾は小さくうなずいた。「パパとママの、先生ですよね」

和子は綾の頬を優しく撫でた。「あなたの両親と同じくらい
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