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第 499 話

Auteur: 柏璇
「第六病院へ」

秘書の目がわずかに揺れた。「はい」

運転手が方向を変え、第六病院へと車を走らせた。

第六病院。

「俊明さん」

彼の来院を知り、院長が慌てて出迎える。「お姉さんのお見舞いですか?」

「彼女の様子は?」

「悪くはありません。ただ……」院長は小さく息をつく。

俊明は驚きもしない。慣れた様子で病院の中へ入っていく。

第六病院は精神科専門の病院だ。

どの部屋の外側にも太い鉄柵がはめられ、病室の壁には衝撃吸収のスポンジが一面に敷かれている。

「まだ起きているようですね」院長が言った。

扉を開けると、俊明は中へ入った。

ベッドに座っていた女の人が、気配に気づいて振り返る。

青白い肌に、非常に
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