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第 55 話

Autor: 柏璇
家政婦たちは張り切って動き出した。

蒼司がさらに言った。

「寝室も元に戻せ」

家政婦は来客の世話も後回しにして、木村が先導して階上へ。真理のわずかな荷物を情け容赦なく袋に詰め込んでいった。

さっき替えたばかりのシーツやカバーもすべて元通りに。

真理は唇をきつく噛みしめた。

木村が荷を抱えて戻り、「旦那様、これはどちらへ?それとも真理さんがお持ち帰りになりますか?」

もし奥さんが本物の朝霧市・雨森占術協会の方々を呼んでいなければ、自分たちまで「旦那様を相克する者」として追い出されかねなかった。

「わ、私は持ち帰らないわ。これからも子どもたちに付き添うから」真理が言った。

幻斎ははわりと率直な性格
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