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秘めた想い(chapter10)

last update Date de publication: 2026-10-15 20:05:08
 志保は、これまで抑えていた感情が少しだけ溢れ出した。

「だって、もし私が好きだって言って、よしくんがそうじゃなかったら?  きっともう今までみたいに隣りで笑い合うことなんて、できなくなっちゃう」

「それは……そうかもだけど」

「ゼロになっちゃうかもしれないんだよ? 今のこの関係が、全部なくなっちゃうくらいだったら、このままの方がずっといいもん」

 志保はフラれるのも怖いが、良樹のそばにすらいられなくなることが何よりも怖かった。

「もし私が告白して、フラれちゃったら……きっともう、今までみたいにはいられないよ」

「……まあ、そりゃ、そうかもしれないけどさぁ」

「それだけじゃないの……もしそうなったら、家の中の空気が、おかしくなっちゃう。薫子さんや樹さんやみんなに迷惑かけちゃう……私のせいで、あの温かい場所を壊しちゃうかもしれない……それだけは、絶対にイヤなの。血の繋がってない私を心から愛してくれる人たちを、あの場所を、絶対に失いたくないの……」

 美咲は思わず息を呑んだ。

「……志保、アンタまさか、ずっとそんな
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