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第44話

Penulis: 春さがそう
リビングはまるで真昼のように明るかった。

隼人はソファに腰を下ろし、テーブルの上にはすっかり冷めきったコーヒーが置かれていた。

紗季が入ると、不意に隼人と目が合った。その深い眼差しに射抜かれる。

紗季は一瞬身を強ばらせたが、すぐに視線を逸らして靴を履き替えた。

紗季が何も言おうとしないため、隼人は眉をひそめた。

「さっきまでどこへ行ってた?こんな時間まで帰らないで」

紗季は淡々と答えた。

「ちょっと用事があっただけ」

「その用事って……男と二人きりで個室に入ることか?しかも翔太をあんな姿にして?」

隼人はスマホを取り出した。

画面には、殴られて顔が腫れ上がった翔太の痛々しい自撮り写真が映っていた。

紗季は靴箱に手をついた。その手には赤く腫れた痕が残り、翔太に強く握られた跡が生々しく刻まれていた。

「先に手を出したのは翔太よ。殴られて当然じゃない」

隼人の顔はさらに険しくなった。

「あの男は誰だ?前にお前と接触していた医者か?それともまた新しく知り合った男か?」

強引な問い詰めに紗季は不快感を隠さなかった。

「誰であろうと、私は潔白よ。翔太の言葉を信じたい
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