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第2話

مؤلف: satomi
last update تاريخ النشر: 2025-10-25 09:43:21

そんな精神状態で帰宅すると、思わず親友の前川澄香に電話をかけていた。

澄香はシングルマザーで一人で男の子を育てている。

「今日…さっきね病院に行ってきたの。妊娠したって」

「へぇ、よかったじゃん。ずっと悩んでたもんね」

澄香とは中学からの腐れ縁といえばそうだけど、なんでも話せる唯一の友達。内緒の話を本当に内緒にしてくれるから、信頼している。

他の女友達は「ココだけの話…」と結構漏らしているので(私も聞てしまう)、とてもじゃないが本当に信頼はできない。

「それで……病院で見ちゃったのよ。孝之さんが澪を救急で抱えてくるのを!そのあとお医者さんは「お子さんは守れません」って……」

「はぁ?なにそれ?昨日は平日だから、仕事中のはずの旦那が義妹を産婦人科の救急に抱えてきた?しかもそのあと医師が「お子さんは守れません」?……あの義妹は何考えてるんだか。その子供はまさかのあんたの旦那と義妹との子供じゃないでしょ?」

「怖くて孝之さんに確認してないよ」

「そこ大事なんだから確認しないと!っていうか、平日の仕事中の時間に義理の兄を呼び出す?何考えてるの?あの義妹!」

澄香は澪に会ったことがあるけど、印象がよくなかったみたいでいっつもこう。

「サラには言ってなかったんだけど……あんたの旦那が義妹と外でいるところを見たことあるのよ。恋人同士みたいに親密だった。なんか恋人つなぎしてんの」

恋人つなぎ?手を繋いでたってこと?ただ繋いでても変なのに、恋人つなぎは変過ぎる。

「あー、やっぱり衝撃だった?こうなると思って今まで黙ってたのよ。あぁ、ゴメン!うちの子が幼稚園から帰ってきた。また今度電話でもしてきてよ。愚痴でもなんでも聞くから、黙ってたらストレス溜まるよ?妊婦さんにストレスは大敵なんだからね!それじゃあ、またね!」

そうして澄香との会話は終わってしまった。

聞いてもらってストレス解消になるかと思ったけど、新たに疑念を植え付けられちゃった。

気付くと私の手は冷たくなり、鼓動は胸を打つ太鼓のよう。細部が脳裏に再び蘇り、消えない不安が胸を締め付けた。

その時、家のドアが開き彼が帰宅した。

「昨夜は帰れなくて……」彼は低い声で説明した。複雑な眼差しが一瞬交錯した。

「澪の突発的な問題に対応していてさぁ。……明け透けに言うと、彼女、一夜限りの関係ってやつで流産しちゃってさぁ。胎児の父親は不明。全く、我が義妹ながら性に奔放過ぎるよな。イマドキの子ってそういうもんなのか?」

私は呆然と彼を見つめた。怒りと失望が交錯する中、彼は私の手をしっかり握り、温かく決意を込めて言った。

「心配しないで、僕はサラを愛している。ずっと守るから」

ホルモンの揺れで心は徐々に落ち着いたが、潜在意識の不安は陰のように残った。

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  • 嘘に塗りつぶされた真実・改   第16話

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  • 嘘に塗りつぶされた真実・改   第12話

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  • 嘘に塗りつぶされた真実・改   第11話

    私と明子は澄香の家から今度は私の実家の鈴井家にしばらく厄介になることにした。私の両親にとっては初孫だし。本当なら男の子が良かったのかもしれないけど。「よく来たなぁ。おうおうその子が明子ちゃんかい?よくお見せ?あぁ、孫は可愛いなぁ」しみじみというその姿にほっこりと笑いそうになった。「そうねぇ、この目の感じはサラに似ているかな?明子ちゃんの鼻筋は孝之さんに似たのかしら?あら?そういえば、孝之さんは?」マイペース過ぎて気付くのが遅いけど、それを抜きにしてこれまでの経緯を説明した。「あの男、うちに挨拶に来た時にお嬢さんを世界一幸せにするとか言ってたのに、このザマか?その義妹の制御もできない腑抜けだったとは驚きだな」父は鼻息荒く、孝之さんを非難する。「サラも大変だったのねぇ。澄香さんにはお世話になったのね。今度菓子折りでも持って挨拶に行かなきゃいけないかしら」「きゃー、恥ずかしいからやめてよ!澄香には両親が甚く感謝してたって伝えるから!」「ほら、この煮物はサラの好物でしょ?材料が都会じゃ早々揃わないものね。産後は体を労わらなきゃならないのよ。たーんとお食べ」「ありがとー。この子も母乳で育ててるのよね」「今どき感心」「あと、澄香のところの透君がお兄ちゃんになるんだ!って張り切ってるの」多分、のちのち互いに初恋とかになるんだろうなぁ。なんて思うんだけど、澄香はどう思ってるんだろ?*******サラと明子は鈴井家の方にお世話になるという話を聞いた。正直に言おう。僕はお義父さんが苦手だ。挨拶に伺った時にサラを世界一幸せにすると言った手前、今回の事はかなりご立腹だと思う。同僚(既婚)に相談しても「一度は伺った方が……」という返答を得た。やはり、会わなければならないのだろうか……。

  • 嘘に塗りつぶされた真実・改   第10話

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  • 嘘に塗りつぶされた真実・改   第9話

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  • 嘘に塗りつぶされた真実・改   第8話

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